🏏 2026-08-08 (土) 20:00 CEST
PSVアイントホーフェン
vs
フォルトゥナ・シッタート
4-2-3-1 vs 5-3-2
控え選手
控え選手
見どころ
- 開幕節最大の物語は、フォルトゥナの背番号52を背負うイハッタレンの古巣対戦だ。PSVのアカデミーで「神童」と称され、10代でエールディヴィジを席巻してユヴェントスへ渡った左利きの攻撃的MFは、アヤックス、サンプドリア、RKCヴァールヴァイクを経て24歳でフォルトゥナに腰を落ち着けた。自らを育てたクラブのホームで、左足のパスとシュートの質を示せるかが最初の注目点になる。
- PSVの1トップは23歳のリカルド・ペピ。アメリカ代表で35試合13ゴールを記録し、FCダラス時代にはMLS史上最年少ハットトリックを達成した早熟のストライカーだ。アウグスブルクでの停滞をフローニンゲンへのレンタルで払拭し、PSVではエールディヴィジ制覇にも貢献した。185cmのSTがフォルトゥナの5バックの間で、どう動き出しの一歩を作るかが得点の鍵を握る。
- PSVの中盤に並ぶ顔ぶれは質量ともに強力だ。20歳のパウル・ヴァナーはバイエルン・ミュンヘン史上最年少出場記録を持つ左利きのトップ下で、ハイデンハイムへのレンタルでブンデスリーガ41試合6ゴールを残し、2026年3月にオーストリア代表デビューを飾った。28歳のフース・ティルはPSV移籍初戦のアヤックス戦でハットトリックを決めた得点力の持ち主で、190cm左利きのスベン・マイナンスがスルーパスとミドルで彩る。
- PSVの最終ラインには37歳のイバン・ペリシッチが名を連ねる。クロアチア代表142キャップ33ゴールを誇り、2018年W杯決勝でもゴールを挙げた両利きのベテランで、インテル、バイエルン、トッテナム、ドルトムントを渡り歩いた経験値は別格だ。センターバックは左足のフィードに長けたアルマンド・オビスポと、空中戦とスピードを備える23歳ライアン・フラミンゴ。7歳からPSVで育った21歳ノア・フェルナンデスも同じラインに並ぶ。
- フォルトゥナは5-4-1で構え、中盤4枚のアンカー役に195cm・88kgのウキリを据える。モロッコ出身の25歳は長いリーチでボールを刈り取るタイプで、その脇にはクラブのアカデミー育ちで22歳のブリッタインが配球役として並ぶ。PSVの4-2-3-1に対し、5バックと中盤4枚の二重ブロックでバイタルを消せるかどうかが、この試合の構図そのものを決める。
- フォルトゥナにはインドネシア代表の2人が先発する。オランダ生まれでインドネシア代表を選んだ26歳のロメニーは、エメンでエールディヴィジ33試合11ゴールを記録し、FCユトレヒトやオックスフォード・ユナイテッドも経験した189cmの万能型アタッカー。22歳のCBジャスティン・ハブナーはウルヴァーハンプトンのアカデミーからJ1のセレッソ大阪を経ており、日本のファンには馴染みの深い経歴だ。
- 両軍のベテラン対比も面白い。フォルトゥナのキャプテンを務めるイヴォ・ピントは36歳の右サイドバックで、FCポルトのアカデミー出身、ディナモ・ザグレブでクロアチアリーグを4度制し、ノリッジ・シティではプレミアリーグの舞台も踏んだ。PSVの37歳ペリシッチと合わせ、大舞台を知る2人が試合の温度をどうコントロールするかが、開幕戦の流れを左右する。
- GK対決も見どころだ。PSVの26歳マチェイ・コヴァージュは196cmのチェコ人で、マンチェスター・ユナイテッドやレヴァークーゼンに籍を置き、チェコリーグ年間最優秀GKにも選出された足元の巧いモダンなキーパー。対する32歳ブランデルホルストは192cm・88kgの体格を活かしたハイボール処理とコーチングが持ち味。押し込むPSVと耐えるフォルトゥナで、2人に求められる仕事は正反対になる。
- PSVのベンチには得点の匂いが濃い。ルーマニア代表のデニス・マンは27歳の左利き右ウインガーで、FCSBからパルマへ自国史上最高額の1100万ユーロで移籍し、EURO2024でもグループステージ首位通過に貢献した。33歳のアラサン・プレアはニース、リヨン、ボルシアMGを渡った実力者。21歳のバイラクタレビッチはW杯予選プレーオフのイタリア戦でPK戦の決勝弾を沈め、ボスニアを本大会へ導いた。
- フォルトゥナの切り札は23歳のミシュだ。パリ・サンジェルマンのアカデミーで「新ヴェッラッティ」と称された左利きのセントラルMFで、サンダーランドやアダナ・デミルスポルを経てフォルトゥナで再スタートを切った。フランスはU-16からU-19まで各年代代表を経験しており、押し込まれる時間帯にテンポを変え、ボールを落ち着かせる役割を託せる存在だ。