🏏 2026-08-30 (日) 12:15 CEST
ユトレヒト
vs
PSVアイントホーフェン
3-4-3 vs 4-2-3-1
控え選手
控え選手
見どころ
- 順位表の位置づけがはっきり分かれた一戦。ユトレヒトは3試合で0勝1分2敗の勝ち点1に留まり15位、9失点は苦しい船出を物語る。対するPSVは2勝1分の勝ち点7で2位、9得点4失点の得失点差プラス5と数字は対照的だ。首位AZアルクマールが4試合で勝ち点12を積み上げているだけに、PSVとしては下位相手に取りこぼせない状況が続く。
- ユトレヒトの直近3試合はL-L-D。第1節はアウェーのフローニンゲン戦を1-2で落とし、第2節はホームでAZに1-4と大敗、第3節はアウェーのスパルタ・ロッテルダム戦で3-3のドローに持ち込んだ。3試合すべてで複数失点しており、196cmのギリシャ人GKヴァシリス・バルカス(元セルティック、元AEKアテネ)の前に立つ3バックがどこまで我慢できるかが最大の焦点になる。
- PSVはD-W-Wと尻上がりに調子を上げてきた。開幕のホーム・フォルトゥナ・シッタート戦を2-2で引き分けたあと、アウェーのエクセルシオール戦を2-1、ホームのフローニンゲン戦を5-1で制している。1トップに入るリカルド・ペピはそのフローニンゲンへのレンタルで復調した経歴を持つアメリカ代表FW(代表35試合13得点)で、ダラス時代にはMLS史上最年少ハットトリックも記録した。
- PSVのCBライアン・フラミンゴ(23歳)にとっては古巣ユトレヒトとの対戦となる。ヴィテッセ、サッスオーロ、アルメレ・シティを渡り歩いた後にPSVでエールディヴィジ制覇を経験し、チーム・オブ・ザ・マンスにも複数回選出された実力者だ。スピードとフィジカル、空中戦の強さに加えてボランチもこなす柔軟性を持つ彼が、かつての本拠地でユトレヒトの3トップを迎え撃つ。
- PSVのダブルボランチには日本人MF佐野航大が名を連ねた。ファジアーノ岡山からNECナイメヘンを経てPSVに辿り着いた22歳で、中盤でのボール奪取と正確なパスワークを兼ね備えた万能型。U-20日本代表としてワールドカップにも出場し、兄・佐野海舟(マインツ)とともに評価を高めてきた。相棒はPSVアカデミーに7歳から所属する21歳のノア・フェルナンデス(ベルギーU18代表)で、若い中盤の底がアウェーの重圧にどう対処するかが見どころだ。
- ユトレヒトの3-4-3とPSVの4-2-3-1の噛み合わせでは、サイドの攻防が主導権を左右する。ユトレヒトはPSGの下部組織出身で2026年夏にフリー加入したアルチュール・ザグレ(168cm、左サイドバック)と、コペンハーゲン育ちのデンマーク人ニクラス・ベステルランド(元トロムソで30試合5得点)がウイングバックとして上下動する。対するPSVはアヤックス、バルセロナ、ミランを経験したセルジーニョ・デストと、171cmのブラジル人マウロ・ジュニオールが両サイドバックを務める。
- PSVの左に構えるイバン・ペリシッチは37歳の大ベテラン。クロアチア代表142キャップ33ゴールを誇り、2018年W杯決勝でのゴールは象徴的なプレーとして記憶されている。インテル、バイエルン、トッテナム、ドルトムントと欧州のトップクラブを渡り歩いた経験値は圧巻で、両足から繰り出す正確なクロスと空中戦の強さは健在。ユトレヒト右のベステルランドとの1対1は質の高い攻防になりそうだ。
- ユトレヒトの3トップは国際色が豊か。左にはギャンガンのユースで育ちロリアンを経て加入した左利きのフランス人ヨアン・カトリヌ(24歳、LW)、中央にはシャフタール・ドネツク育ちでレバークーゼンからローン中のウクライナ人アルチョム・ステパノフが入る。もう一角はバルセロナBとポルトを経験した22歳のスペイン人アンヘル・アラルコン。いずれもドリブルを武器とするタイプで、PSVの最終ラインに単騎で仕掛けられるかが得点の糸口になる。
- ベンチにも試合を動かせる駒が並ぶ。PSVはバイエルン・ミュンヘン史上最年少出場記録を持ち2026年3月にオーストリア代表デビューを飾った20歳のパウル・ヴァナー、AZから加わった190cmの左利きMFスベン・マイナンス、バレンシアのカンテラ出身で190cmのCBヤレク・ガシオロフスキを温存。ユトレヒトはマンチェスター・ユナイテッドのアカデミー出身でイラク代表のジダネ・イクバル(25歳、CM)が流れを変える切り札となる。