🏏 2026-08-15 (土) 19:00 JST
川崎フロンターレ
vs
京都サンガ
4-2-3-1 vs 4-3-3
控え選手
控え選手
見どころ
- ともに開幕節で勝ち切れなかった両者が等々力で相まみえる。川崎はアウェイの東京ヴェルディ戦を1-1で引き分けて勝ち点1・得失点差0の12位、京都はアウェイでV・ファーレン長崎に1-2で敗れて勝ち点0・得失点差-1の16位に位置する。首位柏レイソルが2試合で勝ち点6を積んでいるだけに、序盤で離されたくない両者にとって早くも重みのある一戦になった。
- 噛み合わせは川崎の4-2-3-1と京都の4-3-3。川崎は山本悠樹(28歳・CM)と橘田健人(28歳・CDM)のダブルボランチで中央を締めるのに対し、京都は平戸太貴・福岡慎平・ジョアン・ペドロの3枚を並べて数的優位を作りにくる。中盤が2対3になる構図をどう埋めるか、脇坂泰斗のポジション取りと両サイドの絞りが川崎にとっての生命線になる。
- 京都の最大の脅威はラファエル・エリアス(27歳・CF・ブラジル)。加入後10試合10ゴールというJ1最速タイ記録を残し、京都サンガのJリーグ歴代最多得点者となったストライカーで、左足から放つシュートの威力が持ち味だ。フットサル出身らしく狭い局面でのターンとコントロールにも長け、両脇には50m5秒台の快足を持つ新井晴樹(28歳・LW)と、リトアニアやアゼルバイジャンを渡り歩いた25歳のアレックス・ソウザが並ぶ。
- 川崎の2列目は個の突破力で対抗する。31歳のマルシーニョは初速の速いスプリントで裏を取るブラジル人LWで、SCインテルナシオナルを経て加入した右利き。もう一枚の伊藤達哉(29歳・166cm・左利き)はハンブルガーSV、シント=トロイデン、1.FCマクデブルクと欧州を渡り歩き、2025年のJ1では13ゴールを挙げてベストイレブンに選ばれた。1トップにはU-19セルビア代表歴を持つラザル・ロマニッチ(28歳)が入る。
- 中盤のクオリティ対決も見どころだ。川崎は2021年から3年連続でJリーグベストイレブンに選ばれた脇坂泰斗(31歳)がトップ下に入り、狭いスペースでも失わない技術で攻撃のリズムを作る。京都は司令塔の平戸太貴(29歳・CAM)が正確なキックで勝負。FC町田ゼルビア時代にリーグ最多の17アシストを記録したセットプレーの名手で、鹿島アントラーズのアカデミー仕込みの戦術眼を持つ。
- 川崎の最終ラインには開幕節を引きずる背景がある。CBの谷口栄斗(26歳)は小学生時代から13年間を東京ヴェルディで過ごしJ1昇格の立役者となった選手で、第1節はその古巣とのアウェイ戦(1-1)だった。両サイドバックは左足の使い手2人で、25歳の三浦颯太はヴァンフォーレ甲府で開花した突破型、165cmの山原怜音(27歳)は清水エスパルスで4シーズンを過ごしたキック巧者。セットプレーの精度が武器になる。
- 京都の守備陣は経験と規律で対抗する。中央には33歳の鈴木義宜(184cm)。大分トリニータと清水エスパルスで長年最終ラインを支えたベテランで、読みの鋭さとカバーリングに定評がある。相棒はアスレティック・ビルバオやCruzeiroを経た23歳のブラジル人ウェベルトン。両サイドには168cmの佐藤響(26歳・RB、サガン鳥栖出身)と、「走り続けるダイナモ」と呼ばれる福田心之助(25歳・RB、明治大学出身)が入った。
- 両GKのタイプは似て非なるものだ。川崎のスベンド・ブローダーセン(29歳・ドイツ)は188cmの体格を活かしたハイボール処理に加え、両足での正確なビルドアップが売り。FCザンクトパウリの育成出身で、横浜FCとファジアーノ岡山ではJ1昇格に貢献した。京都の太田岳志は190cmの35歳で、FC岐阜時代に川口能活の負傷離脱を機に正GKの座を掴んだ苦労人。反射神経とハイボール処理の安定感でゴールを守る。
- ベンチには両軍とも質の高いカードが揃う。川崎は「鉄人」と呼ばれる走力の河原創(28歳・CDM)、U-20日本代表で福島ユナイテッド修行時にJ3で32試合8得点を挙げた21歳の大関友翔、ヘルタ・ベルリンやルビン・カザンでプレーしたクロアチア人CBフィリプ・ウレモヴィッチ、161cmの左利きウインガー紺野和也が控える。京都はレッドブル・ザルツブルクとブンデスリーガを経験し「古都のネイマール」と呼ばれる奥川雅也(30歳)、192cmのアピアタウィア久、37歳の長沢駿を残している。
- 興味深い縁もある。川崎の伊藤達哉と京都の奥川雅也は、ともにハンブルガーSVでプレーした経験を持つ日本人アタッカーだ。伊藤はブンデスリーガで長くキャリアを積み決定力を磨き、奥川は左右両足のドリブルとプレースキックを武器にザルツブルクからアウグスブルク、アルミニア・ビーレフェルトへと渡った。京都のアカデミー出身の奥川は9年半ぶりに古巣へ戻った身であり、欧州帰りの2人が同じピッチに立つ可能性は見逃せない。