🏏 2026-08-22 (土) 19:00 JST
名古屋グランパス
vs
ガンバ大阪
5-3-2 vs 4-2-3-1
控え選手
控え選手
見どころ
- 18位・名古屋グランパスと5位・ガンバ大阪、対照的な立ち位置の両者が激突する。名古屋は2試合を消化して勝ち点0(1得点3失点、得失点差-2)と未勝利のまま下位に沈み、ガンバは1勝1分の勝ち点4で5位につける。3試合で勝ち点9を積み上げた首位・柏レイソルとの差は名古屋が9、ガンバが5。ホームで今季初白星を挙げたい名古屋にとって、これ以上ない試金石となる。
- 2試合の内容にも差が出ている。名古屋は開幕節のホームで清水エスパルスに0-1と競り負け、第2節も敵地で鹿島に1-2。2試合で1得点と得点力に苦しんでいる。一方のガンバは開幕節にホームで浦和レッズと4-3の打ち合いを制し、第2節はアウェイで水戸ホーリーホックと1-1のドロー。2試合で5得点を挙げる攻撃力の反面、4失点と守備には脆さも見せている。
- この試合最大の因縁は、ガンバの最終ラインに立つ中谷進之介だ。柏レイソルのアカデミー出身の30歳CBは名古屋グランパスで長くプレーした後2023年にガンバへ加入し、初年度からベストイレブンに輝いた守備の柱。屈強なフィジカルと足元の技術を兼ね備え、プレスをいなして鋭い縦パスを通す。古巣のホームで、かつての仲間たちと正対する構図になる。
- 逆方向の古巣対戦もある。名古屋のベンチに座る佐藤瑶大(27歳・CB)はガンバ大阪でプレーした経歴を持ち、183cmの体格を活かした空中戦の強さとセットプレーでの得点力が武器。浦和やベガルタ仙台でも経験を積んだ読みの鋭いディフェンダーで、劣勢の展開になれば古巣相手の投入もあり得る。
- 名古屋の3-4-2-1は最終ラインの人選が異色だ。中央に入るのは本職ボランチの稲垣祥(34歳・CDM)で、毎試合11kmを超える走行距離を誇り29歳で日本代表デビューを果たした運動量の権化。左には左足のクロスとセットプレーが武器の徳元悠平(30歳・LB、FC東京や岡山を経て加入)、右にはCBやボランチもこなす原輝綺(28歳・RB、スイスのグラスホッパーでプレー経験)が並ぶ。可変的な最終ラインがガンバの速攻をどう受け止めるかが焦点になる。
- ガンバの最前線には189cmのデニス・ヒュメットが構える。スウェーデン生まれでトルコ代表歴を持つ29歳のCFは、マルメFFの下部組織で育ち、エルフスボリやトロワAC、リゼスポルを渡り歩いた経験豊富なストライカー。恵まれた体格を活かしたポストプレーとヘディングの強さを持ち、名古屋の3バックには高さ対策が不可欠になる。
- 名古屋の攻撃陣も個性が揃う。1トップの山岸祐也(32歳・183cm)はアビスパ福岡でルヴァンカップ優勝に貢献した万能型で、中盤に降りてボールを受ける動きも得意。シャドーには東京ヴェルディで背番号10を背負い2桁得点を記録した木村勇大(25歳・184cm)と、FC東京アカデミー育ちで複数ポジションをこなす内田宅哉(28歳・CAM)が入る。中盤には広島時代からスルーパスに定評のある森島司も並び、1得点に終わっている湿った攻撃を活性化させたい。
- ガンバの2列目は突破力の塊だ。「浪速のメッシ」と呼ばれた食野亮太郎(28歳・LW、171cm)はガンバの下部組織からマンチェスター・シティへ渡り、スコットランドのハーツやポルトガルのリオ・アヴェを経て2022年に復帰した仕掛け役。右の山下諒也(28歳・164cm)は圧倒的なスプリント力が武器で、中央には長崎で高卒2年目に二桁得点を挙げ、横浜F・マリノスでACL決勝も経験しパリ五輪にも出た植中朝日が入る。
- 中盤の主導権争いも見どころだ。名古屋は左足の弾丸ミドルを持つ高嶺朋樹(28歳・CDM)が球際の強さでボールを刈り取る。ベルギーのKVコルトレイクでの海外経験を持ち、2025年にはJ2で10得点を挙げてベストイレブンに選出された。ガンバは関西学院大学出身で左利きの美藤倫(24歳・180cm)と、FC東京からベルギー1部RWDモレンベークを経て加入した安部柊斗(28歳・CM)のコンビ。運動量と球際で上回った方が主導権を握る。
- GK対決は驚くほど若い。名古屋のピサノ アレックス幸冬堀尾は20歳ながら195cmの体躯を誇る名古屋アカデミー育ちで、ハイボール処理と広い守備範囲が武器、U-17ワールドカップにも招集された。対するガンバの荒木琉偉は18歳。下部組織育ちで17歳でプロ契約を結び、AFC U-23アジアカップ2026では正GKとして連覇に貢献し最優秀GK賞を受賞した逸材だ。
- 終盤のカードの質でもガンバに分がありそうだ。ベンチにはバイエルン・ミュンヘンでのプレー経験を持つ34歳の宇佐美貴史、2014年の三冠を知る背番号10の倉田秋(37歳)、高校選手権MVPとAFC U-17アジアカップMVP・得点王を獲得した20歳の名和田我空が控える。名古屋も「悪魔の左足」マテウス カストロ(31歳・LW)、ロンドン五輪で得点した37歳の永井謙佑、左足の突破が武器の浅野雄也(29歳)と、流れを変える手駒は揃っている。