🏏 2026-10-17 (土) 15:00 JST
セレッソ大阪
vs
川崎フロンターレ
3-4-2-1 vs 4-2-3-1
控え選手
控え選手
見どころ
- 12位セレッソ大阪(勝ち点12、3勝3分3敗、得失点差-5)と9位川崎フロンターレ(勝ち点13、3勝4分2敗、得失点差+3)が、わずか勝ち点1差で顔を合わせる中位対決。首位の柏レイソルは勝ち点21まで積み上げており、両者はすでに8〜9差をつけられている。ここで足踏みすれば上位争いから一歩引き離されるだけに、互いに落とせない一戦だ。
- セレッソは9試合でわずか7得点と得点力に課題を抱え、直近も第8節のアウェイ長崎戦が1-1、第9節のホーム横浜FM戦が0-0と引き分けが続いている。一方で第5節にはホームで現在首位の柏を2-0で退けており、噛み合った時の破壊力は侮れない。190cmのパブロ・サバックを前線の基準点に、小見洋太とルーカス・フェルナンデスのシャドー2枚がどれだけ押し上げられるかが鍵になる。
- 川崎は9試合17得点と攻撃力を示す一方で14失点を喫しており、4つの引き分けが示す通り取りこぼしが目立つ。第8節は鹿島とホームで3-3の打ち合い、第9節は15位の名古屋にホームで1-2と、直近のホーム2連戦は勝ちなし。アウェイに乗り込むこの一戦では、まず失点を止められるかどうかが問われる。
- セレッソの3-4-2-1と川崎の4-2-3-1の噛み合わせでは、ウイングバックの背後とサイドのスペースが焦点になる。左の大畑歩夢は浦和でACL制覇、パリ五輪出場も経験した左利きで、右の奥田勇斗も積極的な攻め上がりと正確なクロスが持ち味。この2人が高い位置を取れればマルシーニョと伊藤達哉を自陣に押し下げられるが、逆に押し込まれれば5バック化してサバックが孤立するリスクもある。
- 中盤の主導権争いも見どころだ。セレッソは187cmのジャクソン・アーバイン(33歳、オーストラリア代表、2026年8月にザンクトパウリから加入)と183cmの田中駿汰が、高さと機動力で中央を締める。対する川崎は「和製カンテ」と称される橘田健人のボール奪取と、ガンバ大阪時代から司令塔役を担ってきた山本悠樹の配球という役割分担。デュエルで上回った側が試合のテンポを握る。
- 右サイドでは32歳のルーカス・フェルナンデスと、川崎の左サイドバック三浦颯太がぶつかる。フェルナンデスは2年連続でJリーグアシスト王に輝いた実績を持ち、札幌時代から精度の高いクロスとスルーパスで違いを作ってきた。三浦は甲府時代に才能を開花させJ1屈指の左SBへ成長し、2024年にはA代表初招集も経験した攻撃的なタイプ。どちらが先に背後を取るかで両軍の攻撃の出口が変わる。
- ドイツのザンクトパウリにゆかりのある2人が敵味方に分かれる点も興味深い。セレッソのアーバインは同クラブで5季を過ごし、主将として2024年のブンデスリーガ昇格に貢献したボックス・トゥ・ボックス型。川崎のGKスベンド・ブローダーセンは同クラブの育成組織出身で、横浜FCと岡山でJ1昇格を経験した188cmの守護神だ。ハイボール処理と両足のビルドアップが持ち味で、セレッソのクロス攻勢に立ちはだかる。
- ガンバ大阪を経由した2人が敵として向き合う構図もある。セレッソの右ウイングバック奥田勇斗はガンバ大阪ユースから桃山学院大学を経てセレッソへ加入した経歴の持ち主で、U-23日本代表にも選ばれた。川崎の山本悠樹は関西学院大学からガンバ大阪へ進み、中盤の要として活躍してから川崎に移っている。大阪の地でそれぞれの現在地を示す舞台となる。
- 両ベンチには日本サッカー史に名を刻むベテランが控える。セレッソは37歳の香川真司で、ボルシア・ドルトムントとマンチェスター・ユナイテッドで活躍したトップ下は今も狭いスペースで違いを作れる。川崎は39歳の小林悠、2017年にJリーグMVPとJ1得点王を同時受賞しJ1通算143得点以上を記録してきたレジェンドだ。試合が膠着すれば、この2人の投入が局面を変える切り札になり得る。
- 最終ラインの強度も勝負を分ける。セレッソは京都でJ1昇格の立役者となった井上黎生人を中心とする3バックで、191cmのデリキ・ラセルダと31歳のマルシーニョのスピードを同時に抑え込む難題に挑む。ゴールマウスには2018年ロシアW杯メンバーで至近距離のシュートストップに定評がある中村航輔(31歳)。川崎はヘルタ・ベルリンやルビン・カザンを渡り歩いたクロアチア人CBウレモヴィッチが、激しいデュエルで最後の砦となる。