🏏 2026-10-17 (土) 14:00 JST
東京ヴェルディ
vs
FC東京
4-4-2 vs 4-4-2
控え選手
控え選手
見どころ
- 今季初の東京ダービーは、順位表の両端に位置する両者の対戦となった。ヴェルディは9試合で0勝4分5敗の勝ち点4、4得点14失点で得失点差マイナス10の20位と、いまだ今季初勝利が遠い。対するFC東京は6勝2分1敗の勝ち点20で4位、首位柏レイソル(勝ち点21)とはわずか1差、2位広島・3位町田とも勝ち点で並ぶ優勝争いの渦中にいる。勝ち点16差の対戦だが、ダービーに順位表の論理が通じないのはサッカーの常だ。
- ヴェルディの直近5試合はL-D-D-L-Lで、第6節に敵地でセレッソ大阪と0-0、第7節にホームでジェフ千葉と1-1と引き分けた後、第8節は敵地で浦和レッズに1-3、第9節はホームでサンフレッチェ広島に0-2と連敗している。9試合で4得点という数字が示す通り、課題は明確に得点力。ホームで4分を含む未勝利から抜け出す一番のチャンスがこのダービーだ。
- FC東京は第6節のホーム京都戦2-0から4連勝中で、直近は敵地でガンバ大阪を2-0、ホームで名古屋グランパスを1-0、第9節もホームで浦和レッズを3-0と3試合連続完封。9試合17得点8失点という収支は、前からの圧力と堅い最終ラインが噛み合っている証拠だ。同じ浦和を相手にヴェルディが敵地で1-3と敗れた直後の対戦だけに、勢いの差は数字に表れている。
- FC東京の2トップは対照的な2人だ。マルセロ・ヒアンは188cmのブラジル人ストライカーで、サガン鳥栖や横浜FCを経てJ1で14ゴールを記録した実績を持ち、ポストプレーと裏への飛び出しの両方をこなす。相棒の長倉幹樹(27歳)は東京ユナイテッドFCの社会人リーグからザスパクサツ群馬、アルビレックス新潟を経てJ1まで駆け上がった異色の経歴で、ルヴァンカップ得点王に輝いた。
- 迎え撃つヴェルディのCBコンビは、鹿島アントラーズで出世番号23を背負った知性派の林尚輝(28歳・181cm)と、ジュビロ磐田のアカデミー出身でパリ五輪世代のU-23日本代表に選ばれた鈴木海音(24歳・182cm)。前向きな守備と読みの鋭さが持ち味の若いコンビが、188cmのヒアンと体を張り続ける長倉をどこまで抑え込めるかが、ヴェルディの初勝利の前提条件になる。
- 左サイドのアタッカー対決も注目だ。FC東京の俵積田晃太は22歳のU-18出身で「NEXT三笘薫」とも評される独特のリズムのドリブラー、その後方には同じくFC東京U-18育ちで爆発的なスピードを持つ左SBバングーナガンデ佳史扶(25歳、日本代表経験)が控える。ヴェルディ側も166cmのドリブラー新井悠太(23歳、前橋育英高校から東洋大学)や東福岡高校時代に選手権・インターハイ2冠を経験した福田湧矢(27歳)とサイドで応戦する。
- ダービーならではの因縁もある。ヴェルディのベンチに座る平川怜(26歳・AM)はFC東京のアカデミーで「天才」と呼ばれたテクニシャンで、U-17ワールドカップにも出場した経歴を持つ。逆にFC東京のベンチには、東京ヴェルディと京都サンガを経てポルトガルのナシオナルでもプレーした25歳の山田楓喜が待機する。左足の直接FKを武器とするパリ五輪代表のアタッカーで、どちらも古巣を相手に投入されれば空気が変わる。
- 最終ラインとゴールマウスには経験が並ぶ。FC東京は189cmのデンマーク人アレクサンダー・ショルツ(33歳、浦和時代にJリーグベストイレブン、クラブ・ブルージュやスタンダール・リエージュでもプレー)と左利きのビルドアップ型CB稲村隼翔(24歳、セルティック移籍経験)が組み、ゴールには韓国代表80キャップ超の36歳キム・スンギュ。ヴェルディのマテウスも189cmのブラジル人で、2023年にJ2全42試合にフル出場して16年ぶりのJ1昇格を支えた守護神だ。
- 終盤に向けたカードの質も見どころ。ヴェルディはクラブ一筋で背番号10を背負うキャプテン森田晃樹(26歳)、182cmで前線に体を張れる一美和成(28歳)、アカデミー生え抜きの松橋優安を残す。FC東京は39歳のレジェンド森重真人(Jリーグベストイレブン5度)、2019年にJ1得点王とMVPを同時受賞した160cmの仲川輝人(34歳)、ヴェルダー・ブレーメンでプレーしたパリ五輪代表の佐藤恵允(25歳)と、流れを変えられる人材が揃っている。