🏏 2026-10-21 (水) 19:00 JST
京都サンガ
vs
鹿島アントラーズ
3-4-2-1 vs 4-4-2
控え選手
控え選手
見どころ
- 置かれた立場は大きく異なる。京都は10試合で2勝2分6敗の勝ち点8にとどまり16位、14位の水戸と15位のV・ファーレン長崎(ともに9)を1ポイント差で追う苦しい位置にいる。一方の鹿島は6勝1分3敗の勝ち点19で6位につけ、首位サンフレッチェ広島(23)との差は4ポイント。残留圏を巡る戦いと上位追撃という、まったく異なる事情を抱えた両者の対戦となる。
- 最も分かりやすい差は得点力だ。鹿島は10試合で21得点を記録しているのに対し、京都は11得点にとどまり、失点は19を数えて得失点差は-8。鹿島も16失点と守備が盤石とは言えないだけに、ホームの京都としては少ない手数でいかにゴールに迫れるかが生命線になる。
- 京都は直近5試合で1勝4敗と苦戦が続く。前節は首位広島の本拠地で0-3と完敗し、ホームでも第7節に柏レイソルへ2-3、第9節に町田ゼルビアへ0-1と競り負けた。唯一の白星は第8節にファジアーノ岡山の地で挙げた2-1で、ホームでの勝利が遠い現状を打開したい一戦だ。
- 対する鹿島は反転攻勢の只中にある。第6節にホームで浦和に0-1、第7節に神戸の地で1-2と連敗した後、第8節は川崎のホームで3-3と打ち合いを演じて引き分け、第9節のガンバ大阪戦と第10節のV・ファーレン長崎戦をいずれも2-0で制した。連続無失点で勝ち切る形を取り戻している。
- 鹿島の2トップは強力だ。レオ・セアラはJリーグで5シーズン連続2桁得点を達成し、2025年には得点王に輝いてリーグ制覇の原動力となったブラジル人CF。相棒の鈴木優磨は屈強なフィジカルによるポストプレーと冷静なフィニッシュを兼備する30歳で、シント=トロイデンでの欧州経験も持つ。この2人をどう抑えるかが京都の最大の課題になる。
- 迎え撃つ京都の3バックは、184cmで大分トリニータと清水エスパルスを長く支えた34歳・鈴木義宜を中央に、明治大学で関東大学リーグ史上初の無敗優勝に貢献した左利きの24歳・永田倖大、J3からJ2を経て這い上がってきた両足利きの石田侑資が並ぶ。ゴールマウスには190cmのブラジル人GKハウスが構え、高さでは対抗できる布陣だ。
- 鹿島の最終ラインも経験値が高い。セルクル・ブルージュやニーム・オリンピックで欧州を知る日本代表CB植田直通は、186cmの長身と50m6.1秒の俊足を併せ持つ。パートナーの韓国人キム・テヒョンは左利きという希少なタイプで、蔚山現代やサガン鳥栖を経て加入し、左足の速いパスで攻撃の起点にもなる。京都の前線を担うブラジル人CFアレックス・ソウザとの空中戦が見どころだ。
- 京都の反撃はサイドから。50m5秒台のスピードを誇る28歳・新井晴樹は右利きながら左サイドからカットインしてミドルを狙うタイプで、2025年にはJ2全38試合に出場して優秀選手に選ばれた。これに対する鹿島の右サイドには「和製アザール」とも呼ばれる50m5秒8の松村優太が構え、静岡学園時代に全国高校選手権を制した突破力でカウンターの刃となる。
- ベンチの質でも鹿島に分がある。スペインで7シーズンを過ごし、2016年クラブW杯決勝でレアル・マドリード相手に2ゴールを奪った34歳・柴崎岳に加え、横浜F・マリノスで2022年のリーグ優勝に貢献したエウベル、クラブ初の欧州出身選手となった186cmのスロバキア人アタッカー、アレクサンダル・チャヴリッチが控える。京都も横浜FMで覚醒した左足の名手・山中亮輔や、スポルティングCPを経験したマルコ・トゥーリオを残している。
- ゴールマウスの格差も注目点だ。鹿島の早川友基は2025年にJリーグMVPとベストイレブンを同時受賞した27歳で、至近距離のシュートにも指先一本で対応する反射神経とビルドアップ能力を備える。J1屈指の守護神を崩すには、京都の湘南ベルマーレ時代にJ1通算100試合以上を経験した平岡大陽やブラジル1部出身のジョアン・ペドロといった切り札の投入タイミングも鍵になる。