🏏 2026-10-05 (月) 19:30 JST
日本代表
vs
ニュージーランド代表
3-4-2-1 vs 4-1-4-1
控え選手
控え選手
見どころ
- 日本の3-4-2-1とニュージーランドの4-1-4-1が噛み合う一戦。日本は9月24日のウルグアイ戦、28日のベネズエラ戦、10月1日のエクアドル戦と3-4-2-1を継続しており、上田綺世をCFに置き前田大然と久保建英がシャドーに入る並びは手慣れたものだ。対するニュージーランドはマルコ・スタメニッチを単独アンカーに据え、その前に中盤4枚を横並びにする構造。このアンカー脇のスペースを日本の2シャドーがどう突くかが序盤の焦点になる。
- ニュージーランドの絶対的エースは34歳のキャプテン、クリス・ウッド。191cmのSTで代表88キャップ・45ゴールは同国歴代最多であり、バーンリー、ニューカッスルを経た現在もノッティンガム・フォレストでプレミアリーグの第一線に立つ。迎え撃つ日本の3バックは186cmで左利きの伊藤洋輝、178cmの鈴木淳之介、同じく左足の瀬古歩夢。クロスとロングボールに対する高さの管理が最初の試練になる。
- 前線の主役対決は上田綺世(28歳・ST)と21歳のCBタイラー・ビンドン。上田はフェイエノールトでエールディヴィジの日本人最多得点記録を更新したエリア内の嗅覚とポストプレーが武器で、ビンドンはノッティンガム・フォレストに保有されシェフィールド・ユナイテッドでプレーする188cmの新鋭だ。LAFCアカデミーからレディングを経て台頭し、代表23試合3ゴールと攻撃参加でも存在感を示す。
- 中盤の底では佐野海舟(25歳・CDM)とアレックス・ルーファー(30歳・CDM)が向き合う。佐野は鹿島アントラーズ、町田ゼルビアを経てブンデスリーガのマインツで主力に定着した広い守備範囲とボール奪取力が持ち味。ルーファーはウェリントン・フェニックスでキャプテンを務める代表24キャップの危機察知型で、奪ってからどちらが先に前進の形を作れるかが主導権を左右する。
- ニュージーランド中盤の軸マルコ・スタメニッチは24歳にしてFCコペンハーゲン、レッドスター・ベオグラード、オリンピアコスで国内タイトルを重ね、ノッティンガム・フォレスト在籍も経験した188cmのCM。現在はEFLチャンピオンシップのスウォンジー・シティに所属し、代表39試合3ゴールを数える。この単独アンカーの両脇を突くのが、EL優勝経験を持つ30歳の鎌田大地(AM)と左足で違いを生む久保建英(25歳・RW)の仕事だ。
- もう一人の警戒対象がエライジャ・ジャスト(26歳)。デンマークのFCヘルシンゲアやオーストリアで研鑽を積み、現在はスコティッシュ・プレミアシップのマザーウェルでプレーする俊足のウインガーで、代表42試合9ゴールと得点力も備える。4-1-4-1の中盤4枚の一角から仕掛けてくるスピードに対し、日本のウイングバックが背後を取られないかが鍵になる。
- 最終ラインに名を連ねるベン・オールドは本職がRWという異色の存在。ウェリントン・フェニックス育ちで、ニュージーランド人として初めてリーグ1の先発出場を果たした俊足ドリブラーであり、現在はリーグ2のサンテティエンヌに在籍する。近年は左サイドバックもこなす対応力を見せており、代表22試合2ゴールの攻撃性能を持つ24歳が、セルティックでスコットランド制覇に貢献した前田大然のスプリントとどう対峙するかは見ものだ。
- サンフレッチェ広島の中野就斗(26歳)が3-4-2-1の中盤4枚に入った点も見逃せない。CB、ウイングバック、ボランチをこなすユーティリティ性と足元の技術が最大の武器で、2023年のJ1デビュー以降は広島の守備の柱として出場を重ねてきた182cmの万能型だ。本職がCBの選手が国際舞台で守備のタスクと攻撃時の幅取りを両立できるかが問われる。
- ゴールマウスは鈴木彩艶(24歳・190cm)が守る。浦和レッズの下部組織出身で、セリエAのパルマで2シーズン59試合に出場した後、2026年8月にアストン・ヴィラへ移籍したハイボール処理と足元に強みを持つ守護神だ。対するアレックス・ポールセンは24歳でボーンマスに保有され、ポーランドのレヒア・グダニスクでプレーする8キャップのGK。東京・パリと2大会の五輪を経験した次世代の守り手との対比も興味深い。
- 日本のベンチには性格の異なる切り札が並ぶ。33歳の伊東純也(RW)はスタッド・ランスとヘンクで磨いた爆発的なスピードを終盤に注げる存在で、26歳の中村敬斗(LW)は左からのカットインが武器。さらに185cmの21歳・後藤啓介(ST)、2022年カタール大会のスペイン戦で決勝点を挙げた田中碧(28歳・CM)、ギョズテペへのローンで6ゴール5アシストを記録した松木玖生(23歳・AM)と、交代策の幅は広い。
- ニュージーランドはEFL、スコティッシュ・プレミアシップ、Aリーグの混成チームで、2023年就任のイングランド人指揮官ダレン・ベイズリーが率いる。最終ラインにはMLSのミネソタ・ユナイテッドで長年中心を担う代表61キャップ・188cmの38歳マイケル・ボクソールが構え、ベンチには代表30試合9ゴールのベン・ウェイン(25歳・ST/ポート・ヴェイル)が待機する。1982年、2010年に続く3度目のW杯出場を果たした世代の現在地が見られる一戦だ。