🏏 2026-08-21 (金) 21:00 CEST
レアル・ベティス
vs
レアル・ソシエダ
4-2-3-1 vs 4-2-3-1
控え選手
控え選手
見どころ
- ラ・リーガ第2節、4-3-3のレアル・ベティスと4-4-2のレアル・ソシエダという噛み合わせになった。ベティスは中央にマルク・ロカ、ファクンド・ベルナル、パブロ・フォルナルスの3枚を置き、ソシエダはカルロス・ソレールとヤンヘル・エレーラの2枚で中央を締めて両翼に久保建英とアンデル・バレネチェアを張らせる形。数の上では内側でベティスが優位に立つため、ソシエダのサイドMFがどこまで絞って中央の穴を埋めるかが試合の入りを決める。
- レアル・ソシエダの右サイドMFとして先発する久保建英は、この一戦最大の注目株だ。FC東京からレアル・マドリードへ渡り、マジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェへのローンでラ・リーガに適応してきた25歳。左足から繰り出す精度の高いドリブルとラストパスが最大の武器で、懐深いボールキープで相手を引きつけてからのスルーパスやカットインシュートで違いを生む。対面はレアル・マドリードのカンテラ出身で169cmの左SBフラン・ガルシア。マドリーに籍を置いた者同士の左右対決になる。
- ベティスのベンチに座るディエゴ・ジョレンテにとって、レアル・ソシエダは古巣にあたる。レアル・マドリード・カスティージャで育った後、マラガやラージョ・バジェカーノを経てソシエダで主力を張り、そこからリーズ・ユナイテッドとASローマへ渡ってプレミアリーグとセリエAも経験した33歳のCBだ。正確なロングフィードで攻撃の起点となれるタイプで、空中戦にも強い。終盤に投入されれば、かつての本拠を相手に守備の要としての仕事が求められる。
- 右サイドのアントニーと、対面する左SBセルヒオ・ゴメスの攻防は屈指の見どころ。アントニーはアヤックスでエールディビジ2連覇を果たし、€95Mの移籍金でマンチェスター・ユナイテッドへ渡ったブラジル代表で、左足でのカットインからの強烈なシュートとトリッキーなドリブルが武器。一方のセルヒオ・ゴメスはバルセロナ下部組織出身で、ドルトムントとアンデルレヒトを経たマンチェスター・シティ時代に6つのタイトルを獲得した25歳。左足の精密なクロスを持つ攻撃的SBで、上下動の質が問われる。
- ソシエダの2トップは21歳オルリ・オスカルソンと23歳ルカ・スチッチという若い組み合わせ。オスカルソンは186cmを活かしたポストプレーと決定力を持つアイスランド代表キャプテンで、FCコペンハーゲンからクラブ記録の2000万ユーロで加入した。スチッチはRBザルツブルク育ちで、左足の精度とゲームメイク能力に優れるクロアチア代表だ。迎え撃つのはナポリから来た188cmの左利きCBナタンと、ラ・マシア出身でドルトムントも経験した35歳マルク・バルトラのコンビになる。
- ソシエダの中央2枚は対照的な組み合わせだ。カルロス・ソレールはバレンシアで長年エースを務め、パリ・サンジェルマンとウェストハムも経験したスペイン代表MFで、セットプレーのキッカーとして優秀なうえペナルティエリアへの飛び出しから得点も狙える。ヤンヘル・エレーラはマンチェスター・シティを経てジローナでブレイクした28歳のベネズエラ代表で、フィジカルと運動量を武器にしたボックス・トゥ・ボックス型。2枚で中央を守る構造上、189cmのベルナルとフォルナルスの技術にどう対応するかが鍵になる。
- ベティスの前線はサイドに置く2人の質が高い。左のロドリゴ・リケルメはアトレティコ・マドリー育ちで、ジローナへのローンでブレイクしてスペイン代表にも選ばれた26歳。右利きで左サイドからカットインするプレーを得意とし、ボーンマスでの経験も持つ。中央の「クチョ」チミー・エルナンデスはウエスカ、マジョルカ、ヘタフェ、ウォトフォードで積み上げた後、コロンブス・クルーでMLSのスター選手として活躍してラ・リーガに戻ってきたストライカーで、スピードとテクニックを兼ね備える。
- 両ベンチの経験値も見どころ。ベティスはレアル・マドリードでCL4度の優勝を経験した34歳イスコ、バルセロナとリーズを渡り歩いた左SBジュニオール・フィルポ、メキシコのクラブ・アメリカで中心を張ったアルバロ・フィダルゴが控える。ソシエダのベンチにはEURO2024決勝で決勝ゴールを決めたキャプテンのミケル・オヤルサバル、ディナモ・モスクワで10代から活躍した技巧派アルセン・ザハリャン、2024年パリ五輪で金メダルを獲得した左利きCBジョン・パチェコが並ぶ。
- GK対決も質が高い。ベティスの190cmアルバロ・バジェスはラス・パルマスから加入したモダンなGKで、足元の技術に優れビルドアップの起点になれるうえ、至近距離のシュートストップも得意とする29歳だ。対するソシエダの192cmアレックス・レミロはアスレティック・ビルバオ育ちで、ウエスカやレバンテを経て加入し、300試合以上の経験を持つEURO2024優勝メンバー。ハイボールの処理に長け、守備陣に安心感を与える守護神である。
- 若手の抜擢も注目点だ。ソシエダは20歳のジョン・マルティンが最終ラインに入る。185cmの体格を活かした空中戦の強さとビルドアップ能力を兼ね備え、19歳でトップチームデビューを飾ったスペインU-19代表のCBである。ベティス側もベンチに2007年生まれのアカデミー育ちGKマヌ・ゴンサレスと、6歳からクラブで育った左利きの右ウインガー、パブロ・ガルシアを置く。両クラブが誇る育成の成果を同じピッチで見比べられる。