🏏 2026-08-28 (金) 19:00 CEST
ラシン・サンタンデール
vs
エルチェ
4-2-3-1 vs 5-4-1
控え選手
控え選手
見どころ
- 勝点1で並ぶ両者による、序盤の重要な直接対決。12位ラシン・サンタンデール(2試合0勝1分1敗・得失点差-1)と18位エルチェ(0勝1分1敗・得失点差-5)は同じ勝点ながら、得点2・失点3のラシンに対しエルチェは2試合で1得点6失点と数字の落差が大きい。首位バルセロナが勝点6で走り出すなか、降格圏に沈むエルチェにとっては何としても離れたくない一戦だ。
- 開幕2試合の中身も対照的だ。ラシンはホームで10位ビジャレアルと2-2の打ち合いを演じたあと、第2節はアウェイでヘタフェに0-1と競り負けた。一方のエルチェは第1節アウェイでデポルティボと1-1で分けたものの、第2節はホームで首位バルセロナに0-5と粉砕されている。傷の深さで言えばエルチェのほうが重く、まずは失点を止める作業から始まる。
- 14年ぶりの1部に戻ったラシンの象徴が、背番号20のセルヒオ・カナレス(35歳)だ。サンタンデール出身で、レアル・マドリード、バレンシア、レアル・ソシエダ、レアル・ベティス、モンテレイを渡り歩いた末に愛するクラブへ帰還。PK・FK・CKすべてのキッカーを任される攻撃の基準点で、ゲームを読む目と判断の質は健在。地元のスターがどこでボールに触るかがこの試合の設計図になる。
- カナレスの両脇に並ぶ2人も昇格の立役者だ。10番のイニゴ・ビセンテ(28歳)は昇格シーズンに9得点21アシストを記録した創造性の源で、アスレティック・ビルバオ育ちらしく狭い局面を打開する技術に長け、FKとCKをカナレスと分担する。11番のアンドレス・マルティン(27歳)はチーム最多17得点を挙げたフィニッシャーで、ラージョ・バジェカーノ育ち。前線にはレンヌから期限付きで加入した21歳のモロッコ人サビリが入る。
- ラシンの4-2-3-1に対し、エルチェは5-4-1で構える。中盤の底ではコロンビア人グスタボ・プエルタ(23歳・172cm、レバークーゼンやハル・シティを経験)と、左足の繊細なタッチが持ち味のイバン・マルティン(27歳、ビジャレアル育ちでジローナでは攻撃の核)がコンビを組む。5バック+4枚のブロックをどう外側から広げ、内側のカナレスに届けるかが攻略の焦点になる。
- エルチェの反撃の起点は10番ファクンド・ブオナノッテ(21歳・AM)と12番ゴンサロ・ビジャル(28歳)。左利きのアルゼンチン代表であるブオナノッテはブライトンで台頭し、レスターとチェルシーへのローンも経験した持ち出しとラストパスの名手。ビジャルはエルチェの下部組織出身で、ASローマでセリエAを戦って古巣へ戻ったプレーメーカーだ。守備的MFのマルク・アグアド(26歳、サラゴサ育ち)が後ろで刈り取り役を担う。
- エルチェの最終ラインは年齢の幅が極端だ。中央にはクラブ一筋のベテラン、36歳の左利きCBビガスが立ち、右にはエルチェ生まれで19歳のブバ・サンガレ。サンガレは16歳でレバンテの最年少出場記録を樹立してASローマに引き抜かれた早熟の逸材だ。加えてカディスからレンタル中のビクトル・チュスト(26歳、レアル・マドリードのカンテラ出身)と、ザルツブルクとシュトゥルム・グラーツでオーストリア王者を経験したアッフェングルーバー(25歳)が並ぶ。
- GK対決は14歳差の対比になる。エルチェの守護神マリアノ・ディトゥーロは39歳・191cmのアルゼンチン人で、2024-25シーズンにセグンダでサモラ賞を受賞し昇格に貢献した実績を持つ。対するラシンのフレン・アギレサバラ(25歳)はアスレティック・ビルバオ育ちの左利きGKで、2023-24シーズンのコパ・デル・レイ優勝メンバー。足元の技術が高く、ビルドアップの出口としても機能する。
- 終盤の展開次第ではベンチの顔ぶれも効いてくる。エルチェは2026年8月に加入したアルゼンチン人FWエセキエル・ポンセ(29歳、ローマ・スパルタク・モスクワ・AEKアテネを経てヒューストン・ダイナモで59試合15得点)、コロコロで72試合15得点8アシストを残したチリ代表セペダ(23歳)、ウエストハム育ちでWBAでは200試合以上に出たディアンガナ(28歳)と、前線の手札が豊富。ラシンも184cmのビジャリブレ(28歳)を残している。