🏏 2026-10-11 (日) 21:00 CEST
ラシン・サンタンデール
vs
バレンシア
4-1-4-1 vs 5-4-1
控え選手
控え選手
見どころ
- 16位ラシン(7試合で勝ち点7、得失点差-10)と最下位20位バレンシア(勝ち点4、得失点差-9)による、第8節にして早くも残留争いの色合いが濃い一戦。両者の差はわずか3ポイントで、17位エルチェ6、18位レバンテ5、19位マラガ4と降格圏周辺は大混戦。昇格組と伝統クラブという立場の違いを超えて、どちらにとっても沈み込みを止めたい90分になる。
- チームの抱える問題は正反対だ。ラシンは7試合で11得点を挙げながら21失点と守備が崩壊気味で、バレンシアは13失点と数字こそ踏みとどまっているが得点がわずか4とリーグでも最少レベル。崩れやすい守備と沈黙する攻撃、どちらの弱点が先に表に出るかがそのまま勝敗を左右する構図になっている。
- ラシンの直近5試合はW-L-W-L-Lで、ホームとアウェイの落差が極端に大きい。本拠地ではエルチェに3-2、アラベスに2-1と競り勝った一方、アウェイでは第6節バルセロナに2-7、第7節セルタ・ビーゴに0-5と2試合で12失点を喫した。サンタンデールに戻っての一戦という点は、数少ない拠り所になる。
- バレンシアは直近5試合がL-L-L-W-Lで、唯一の白星は第6節アウェイのアラベス戦1-0のみ。第4節はホームでバルセロナに0-5、第7節も本拠地でレアル・ソシエダに2-3と、守備が持ちこたえられていない。首位バルセロナ(8試合24ポイント)に大敗した経験は両チームに共通しており、立て直しの進み具合が問われる。
- ラシンの攻撃の基準点は35歳のセルヒオ・カナレス。サンタンデール出身で愛するクラブに帰還した今夏最大の補強であり、PK・FK・CKのキッカーを一手に担う。前所属クラブにはバレンシアが名を連ね、レアル・マドリード、レアル・ソシエダ、ベティス、モンテレイを渡り歩いた末の古巣対戦となる。ゲームを読む目と判断の質は健在だ。
- ゴールマウスにも因縁がある。ラシンのフレン・アギレサバラ(25歳・187cm)は左利きで足元の技術に優れるビルドアップ型のGKで、アスレティック・ビルバオ下部組織出身として2023-24シーズンのコパ・デル・レイ制覇に貢献。前所属にバレンシアが並び、こちらも古巣との再会になる。対するのは北マケドニア代表の正GKを長年務める32歳ディミトリエフスキだ。
- ラシンの生命線は4-2-3-1の2列目。昇格シーズンに9得点21アシストを記録したイニゴ・ビセンテ(28歳・アスレティック・ビルバオ育ち)がカナレスとセットプレーを分担し、ポルトガル人アンドレ・アルメイダ(26歳)が狭い局面のコントロールを担う。底では22歳のプラティと、ジローナ・ビジャレアル・アラベスを経た左足の技巧派イバン・マルティン(27歳)がコンビを組む。
- 迎えるバレンシアは4-5-1で中盤に5枚を並べ、前線にはウーゴ・ドゥロ(26歳・左利き、ヘタフェ下部組織出身で2023-24にチーム最多13得点)を1枚置く形。レバンテから移籍した185cmのペペル、カンテラ育ちで187cmのハビ・ゲラ(23歳)、ウルグアイ人ガストン・ロドリゲス(32歳)が中央を固め、ヤングボーイズ出身のウグリニッチ(27歳)がボックス・トゥ・ボックスで上下動する。
- サイドの攻防も見どころだ。バレンシアの右SBパブロ・マフェオ(29歳・172cm)はマンチェスター・シティ下部組織出身で、タイトなマンマークで相手ウインガーを消す職人型。左には31歳のキャプテン、ホセ・ガヤがアカデミー仕込みの左足クロスで攻撃参加する。対するラシンの左SBはサンタンデール生まれの19歳ホルヘ・サリナス、右は対人の激しさが売りのアルバロ・マンティージャ(26歳)が受けて立つ。
- ベンチの手札も質が高い。ラシンは昇格シーズンにチーム最多17得点を挙げたアンドレス・マルティン(27歳・ラージョ・バジェカーノ育ち、PK第2キッカー)と、ベティス育ちでスペインU21のパブロ・ガルシア(26歳・左利きの右ウイング)が控える。バレンシアはビジャレアルやトッテナムを渡り歩いたオランダ代表アルナウト・ダンジュマ(29歳)と、リバプールからローン加入の左利きMFハーヴィー・エリオット(23歳)が流れを変えられる。