🏏 2026-08-23 (日) 17:15 CEST
ル・アーヴル
vs
モナコ
3-4-2-1 vs 4-2-3-1
控え選手
控え選手
見どころ
- リーグ・アン開幕節、ル・アーヴルとモナコはともにこれが今季初戦となる。すでに1試合を消化した14クラブのうち、得失点差プラス4のマルセイユが勝ち点3で首位に立ち、ランス、リール、リヨンが同じ勝ち点3で続く構図だ。両者そろって4-2-3-1を敷いたミラーゲームであり、同型対決ゆえに各ゾーンの個の質と噛み合わせがそのまま主導権に直結する。
- 中盤のダブルボランチ対決が最大の焦点。ル・アーヴルは両足を同等に使える23歳のCDMジュニオール・ムワンガ(ボルドーでプロデビューし、ストラスブールで30試合以上、ナントを経てクラブに復帰)と、PSG下部組織からクラブのアカデミーで育った22歳のCMシモン・エボノグが組む。対するモナコは191cmのデニス・ザカリア(グラードバッハで146試合、その後ユベントス、チェルシー)と、カンテやブスケツに比較される22歳のラミーヌ・カマラという構成だ。
- モナコの生命線は背番号10のアレクサンドル・ゴロヴィン。2018年にCSKAモスクワからクラブレコードの移籍金で加入した30歳のCAMで、右足の精密なパスとフリーキックを武器に契約を2029年まで延長している。両脇にはセビージャ時代にバルセロナ戦で初ゴールを記録した21歳のスタニス・イドゥンボと、U-19フランス選手権決勝でダブルを決めたアカデミー育ちの22歳ママドゥ・クリバリが並び、狭いスペースでの崩しを狙う。
- ル・アーヴルのCBコンビは日本代表の瀬古歩夢と35歳のヴァンサン・サッソ。瀬古はセレッソ大阪の下部組織からグラスホッパーを経た26歳で、本職はCBながら足元の技術でボランチもこなす「二刀流」として現地評価が高く、185cmの対人守備と左右両足のロングフィードが武器だ。190cmのサッソはナント、ブラガ、シェフィールド・ウェンズデー、ダンケルクを渡り歩いたベテラン。ドルトムントのアカデミー育ちで186cmの20歳ストライカー、パリス・ブルナーを2人で抑え込みたい。
- 両サイドの攻防も見逃せない。モナコの右SBヴァンデルソンは2022年にグレミオから加入したブラジル代表で、173cmの小柄な体格から爆発的なスピードとオーバーラップを繰り出す。マッチアップするル・アーヴルの左SBヤニス・ズアウイはマルセイユ下部組織出身の28歳で、下部リーグのマルティーグから2024年にリーグ・アンへ這い上がった苦労人。反対サイドの右SBには前十字靭帯損傷から復帰した23歳ティモテ・パンベレが入り、PSGアカデミー出身の万能性でイドゥンボの仕掛けに対応する。
- ル・アーヴルの2列目には197cmのミカエル・リシャルドソンが入る。モロッコ出身の24歳で、スタッド・ランス、フィオレンティーナ、コペンハーゲンを経てクラブに戻ってきた異色の長身アタッカーだ。モナコ側も191cmのザカリアに192cmのGKルーカス・フラデツキーを揃えており、クロスとセットプレーでの空中戦が両ゴール前の勝負所になる。
- GK対決は経験の質で際立つ。モナコの36歳ルーカス・フラデツキーはブンデスリーガの外国人GKとして歴代最多の323試合出場と92クリーンシートを記録し、レバークーゼンでは主将として無敗優勝とDFBポカール制覇を牽引、EURO2020ではグループステージ最優秀GKに選出された。対するル・アーヴルのリオネル・ムパシは32歳で、PSG下部組織からトゥールーズ、ロデーズを経て2025年夏に加入したDRコンゴ代表29キャップの守護神だ。
- ル・アーヴルの最前線に立つのは33歳のムブワナ・サマッタ。リーグ・アン初のタンザニア人選手であり同国代表キャプテンで、ゲンクではベルギーリーグ得点王、2015年にはCAFアフリカ拠点選手賞を受賞した。アストン・ヴィラとフェネルバフチェも経験したゴール前の嗅覚が、トッテナムで10年365試合を戦いバイエルンでブンデスリーガ優勝も経験した32歳エリック・ダイアーと、2023年U-20アフリカ選手権優勝メンバーの22歳サディブ・サネというCBコンビに挑む。
- ル・アーヴルはベンチにも日本人2枚を置く。26歳の水多海斗は182cmのアタッカーで、シュトラーレン、アルミニア・ビーレフェルト、ロート・ヴァイス・エッセンとドイツで実績を積んで加入した。もう1人は168cmの23歳CF中村草太。明治大学時代に関東リーグの得点王・アシスト王・MVPを総なめにし、サンフレッチェ広島を経てきた知性派で、ハイプレスとオフ・ザ・ボールの質で流れを変える力を持つ。
- モナコの控え陣容も強力だ。デンマーク代表ストライカーのミカ・ビーレスは23歳の187cm左利きで、アーセナルのアカデミー出身。シュトゥルム・グラーツでブレイクして2025年1月に加入し、リーグ・アンでは8分間でハットトリックを達成した爆発力を持つ。最終ラインにはPSGで4シーズンを過ごしリーグ・アン優勝を複数回経験した29歳のCBティロ・ケーラー、中盤にはU-20ワールドカップにフランス代表として出場した20歳イラネ・トゥーレが控える。