🏏 2026-08-23 (日) 20:45 CEST
レンヌ
vs
パリ・サンジェルマン
4-1-4-1 vs 4-3-3
控え選手
控え選手
見どころ
- リーグ・アン開幕節の最終カード。すでに消化された8試合ではマルセイユが得失点差+4で首位に立ち、ランス、リール、リヨン、モナコまでが勝ち点3で並んでいる。レンヌとPSGにとってはこの一戦が今季の初陣で、白星を挙げればいきなり上位グループに合流できる。両者とも4-3-3を採用し、ロアゾン・パルクで真っ向からぶつかる構図となった。
- PSGのウスマン・デンベレ(29歳)にとって、ロアゾン・パルクはかつて在籍したスタッド・レンヌの本拠地だ。ドルトムント、バルセロナを渡り歩いた末にパリでセンターフォワードへ固定されると完全に覚醒し、2024-25シーズンのトレブル達成とバロンドール受賞の立役者となった。左右どちらの足からも同精度でシュートを放つ両利きのアタッカーを、古巣がどう抑え込むかが最大の焦点になる。
- 右ウイングのデジレ・ドゥエもまた古巣対決の当事者だ。レンヌのアカデミーで育ち、バイエルンとの争奪戦を制したPSGが獲得した21歳は、17歳で欧州クラブコンペティション最年少フランス人得点者の記録を樹立した逸材。デンベレとドゥエというレンヌ出身の2人が前線に並ぶ布陣は、育てたクラブにとって皮肉な光景でもある。ドリブル突破とゴールへの嗅覚をホームの守備陣に突きつける。
- 中盤3対3の噛み合わせが試合の質を決める。レンヌはナントとマルセイユの両クラブでキャプテンを務めた31歳ヴァランタン・ロンジエをアンカーに置き、32歳のアドリアン・トマソンとポーランド代表の左利きトップ下セバスティアン・シマンスキ(フェイエノールトでエールディヴィジ制覇、フェネルバフチェで22ゴール30アシスト)を配した。対するPSGはポルト育ちの心臓ヴィティーニャに、ベンフィカ出身のジョアン・ネヴェス(21歳)と16歳でトップデビューしたウォーレン・ザイール=エメリ(20歳)を並べる。
- レンヌの3トップは個性派揃いだ。中央のエステバン・ルポール(26歳)はエピナル、オルレアン、アンジェと下部リーグから這い上がった叩き上げのCFで、右にはアジアカップ2023準優勝の原動力となったヨルダン代表ムーサ・アル=ターマリ(29歳、左利きのRW)。左のイッサ・スマレはル・アーヴル経由のセネガル人で、カットインとスピードが武器。これを188cmの左利きCBウィリアム・パチョと、10年以上パリに在籍する主将マルキーニョスが迎え撃つ。
- PSGの右サイドには、レアル・マドリード育ちでドルトムント、インテルを渡り歩いた27歳アシュラフ・ハキミが構える。対峙するのはカメルーン・ドゥアラ出身の21歳マアマドゥ・ナギダ。2023年にアカデミー・デ・ブラスリーからレンヌへ加入し、わずか3ヶ月でヨーロッパリーグデビューを飾った攻撃的な左SBだ。スプリント能力を武器とする両者のサイド攻防は、この試合最大のスピード勝負になる。
- レンヌのCBコンビは24歳チャーリー・クレスウェルと20歳アブデルハミド・アイト・ブードラルという若い組み合わせ。前者はリーズのアカデミー出身でトゥールーズから加入したイングランド人、後者はモロッコのムハンマド6世アカデミー育ちの190cmだ。空中戦の強さは備えているが、デンベレの予測不能なリズム変化と、緩急自在のドリブルで局面を打開するフヴィチャ・クヴァラツヘリアの仕掛けにどこまで冷静さを保てるかが問われる。
- GK対決も見どころだ。レンヌのブリス・サンバ(32歳)はノッティンガム・フォレストとランスで正守護神を張り、2022-23シーズンにはリーグ・アン最優秀GKに選出された左利きの実力者。対するPSGは192cmのロシア代表マトヴェイ・サフォノフを起用し、ドンナルンマの後任として2025年夏にリールから加入したリュカ・シュヴァリエ(24歳)はベンチスタートとなった。この序列がどう推移するかも今季の注目点になる。
- PSGのベンチも豪華だ。EURO2024でスペイン優勝の中核を担い大会ベストイレブンに選ばれたファビアン・ルイス、バレンシア育ちでシティとバルセロナを渡り歩いたフェラン・トーレス、さらにアヤックスで2025-26シーズンに21試合12ゴール9アシストを記録したベルギー人ウインガー、ミカ・ゴッツ(21歳)が控える。2026年1月にバルサのカンテラから加入した18歳ドロ・フェルナンデスの出番があるかにも注目したい。
- レンヌの控えにも切り札が揃う。ナントで2022年クープ・ドゥ・フランス決勝の決勝ゴールを挙げた左利きのリュドヴィク・ブラス(28歳)、同じくナントとマルセイユを経て加入した左SBカンタン・メルラン、サンダーランドでプレミアリーグ得点も記録した21歳エリエゼル・マイエンダ。さらにマインツからローン加入した技巧派RWアルノー・ノルダンもおり、終盤に流れを変えられる駒は少なくない。