🏏 2026-09-13 (日) 20:45 CEST
ブレスト
vs
パリ・サンジェルマン
4-2-3-1 vs 4-3-3
控え選手
控え選手
見どころ
- 順位表が示す構図は意外なものになった。ブレストは3試合を終えて1勝2分0敗の無敗で勝ち点5の7位。対するパリ・サンジェルマンは3試合で0勝2分1敗、勝ち点2にとどまり15位に沈んでいる。首位リールは4試合で勝ち点10。パリが序盤から取りこぼしを重ねたまま敵地に乗り込む、異例のシチュエーションだ。
- PSGの3試合はいずれも内容が噛み合っていない。開幕はアウェイでレンヌと2-2、第2節も敵地リールで2-2と2試合続けて勝ち点を分け合い、第3節はホームでモナコに1-2で敗れた。3試合で5得点6失点と得失点差はマイナス1。得点は取れているが守れていない、という数字がそのまま表れている。
- ブレストは逆に手応えを積み上げている。開幕はアウェイでル・マンと2-2、第2節はホームでトゥールーズと2-2のドローに終わったが、第3節は敵地ル・アーヴルで2-1と競り勝って初白星を挙げた。3試合6得点5失点。開幕から無敗を保ったままリーグ最大のビッグクラブを迎え撃つ。
- ブレストの4-2-3-1とPSGの4-3-3の噛み合わせが最初の分岐点。ブレストの中盤は2018年から在籍しボール奪取と配球を担うマネッティと、モンペリエでリーグ・アン177試合を戦ったフランスU21代表のショタールというダブルボランチ。PSGはポルト育ちのヴィティーニャをアンカーに据え、21歳のジョアン・ネヴェスと20歳のウォーレン・ザイール=エメリが左右のインサイドで走り回る。数的に劣るブレストの2枚がどこまで中央を締められるかが焦点だ。
- PSGの前線3枚は個で殴れる顔ぶれ。左のフヴィチャ・クヴァラツヘリアはナポリ初年度にセリエA優勝とシーズンMVPを手にしたジョージア代表で、両足を使い分ける緩急自在のドリブルが武器。中央にはバロンドール受賞者のウスマン・デンベレがセンターフォワードとして入り、右にはバレンシアとマンチェスター・シティ、バルセロナを渡り歩いたスペイン代表フェラン・トーレスが並ぶ。
- 迎え撃つブレストの最終ラインは高さで対抗する。中央には196cmでアカデミー出身の20歳ル・グエンと、191cmのゴティエ・ロリスが並ぶ。後者は元フランス代表GKユーゴ・ロリスの弟で、ニースの下部組織からオセール、ル・アーヴルを経て加入したCB。前線には197cmのアジョルクが構えており、セットプレーとロングボールはブレストの数少ない明確な武器になる。
- サイドの1対1も見逃せない。PSGの右サイドバックはレアル・マドリード育ちでドルトムント、インテルを経たモロッコ代表アシュラフ・ハキミ。その背後を突くのがセネガル出身の22歳ムブプで、スタンダール・リエージュ、リヨン、ポーFCを経てブレストに加入した右利きの左ウイングだ。反対サイドではスポルティングCP育ちのヌーノ・メンデスと、34歳のベテラン右SBケニー・ララがぶつかる。ララはストラスブールでリーグ杯、オリンピアコスでギリシャリーグ連覇を経験した苦労人だ。
- ブレストの創造性を握るのはマリ代表のカモリ・ドゥンビア。170cmと小柄ながらテクニックとビジョンに優れた背番号23の攻撃的MFで、ランスで頭角を現して2024年に完全移籍し、代表では29キャップ14ゴールを重ねている。ヴィティーニャらPSGの中盤に潰される前に、いかに前を向いてアジョルクへ差し込めるかがカウンターの生命線になる。
- ゴールマウスの顔ぶれも興味深い。ブレストは193cmのノルウェー代表エギル・セルヴィク。サンネス・ウルフ、オッドと国内を歩み、ウディネーゼも経験した左利きのGKだ。PSGはクラスノダール育ちの192cm、ロシア代表マトヴェイ・サフォノフが守る。PKストップに定評があり、リールから加入したリュカ・シュヴァリエをベンチに置いての起用となる。
- PSGはベンチの厚みも武器になる。レンヌ育ちで17歳時に欧州クラブコンペティション最年少フランス人得点者となったデジレ・ドゥエ、モナコ育ちで2024年パリ五輪銀メダルのマニェス・アクリウシュ、ヘンクとアヤックスを経た21歳のベルギー人ウインガー、ミカ・ゴッツが控える。さらにEURO2024ベストイレブンのファビアン・ルイスも投入を待つ。試合が膠着すれば、この層の差が最後にものを言う。