BRENTFORD FC
ブレントフォード
1889
創設
PL 5季目
連続
17,250
収容人数
クラブの歴史

1889年、西ロンドンのブレントフォード・ローイング・クラブのメンバーによって設立された。1920年代にはフットボールリーグに加盟し、1930年代には1部リーグで5シーズンを過ごしたが、第二次世界大戦後は長い低迷期に入る。下部リーグを転々とし、2008-09シーズンにはリーグ2(実質4部)にまで沈んだ。

転機は2012年、プロギャンブラーでデータ分析企業Smartoddsの創業者マシュー・ベンハムがオーナーに就任したことだった。ベンハムは野球の「マネーボール」理論をサッカーに応用し、データ駆動型のスカウティングと選手開発を導入。限られた予算で過小評価された選手を発掘し、育成して高値で売却するビジネスモデルを確立した。2021年にはチャンピオンシップ・プレーオフを勝ち抜き、74年ぶりとなるトップリーグ昇格を果たした。

以降、小規模クラブながらプレミアリーグに定着し続けている。クラブの成功はフットボール界における「データ革命」の象徴として広く注目されている。

マネーボール戦略

ブレントフォードの経営哲学は、メジャーリーグのオークランド・アスレチックスが実践した「マネーボール」に強く影響を受けている。85,000人以上の選手をデータ分析でスクリーニングし、市場価値以上のパフォーマンスが期待できる選手を獲得する手法は、小規模クラブの生存戦略として画期的だった。

オリー・ワトキンス(→アストン・ヴィラ)、サイード・ベンラフマ(→ウェスト・ハム)、イヴァン・トニー(→アル・アハリ)、ニール・モペイ(→エヴァートン)など、安価に獲得した選手を高額で売却し、収益を次の投資に回すサイクルを確立した。スカウト部門を縮小し、代わりにデータアナリストを増員するという異例の組織改革も注目された。

プレイスタイル

2025年夏にトーマス・フランクがトッテナムへ移籍し、7年間の長期政権が終焉を迎えた。後任にはアシスタントを務めていたキース・アンドリュースが昇格。フランク時代のDNAを継承しつつ、独自のカラーを打ち出している。

基本フォーメーションは4-2-3-1。ポゼッション率はリーグ最低水準の約40%だが、それは意図的な選択である。前線を狭くコンパクトに配置し、リーグで最もスルーパスが多く、最もロングボールが多いという直線的なスタイルで相手ゴールに迫る。カウンター時のスピードはリーグ屈指で、ゴールキック時には積極的にハイプレスを仕掛ける戦術も特徴的だ。

Gtechコミュニティ・スタジアム

2020年開場、収容人数17,250人。それまで本拠地としていたグリフィン・パークから移転し、プレミアリーグの舞台にふさわしい近代的なスタジアムを手に入れた。将来的には約25,000人規模への拡張も計画されている。

スタジアムはブレントフォード地区の再開発計画の中核に位置付けられており、住宅やコミュニティ施設の整備と一体的に進められた。プレミアリーグで最も小さなスタジアムの一つだが、ピッチとスタンドの距離が近く、独特の一体感を生む雰囲気で知られる。

クラブデータ
前季(2025-26)
9位 53pts 14勝 11分 13敗 55:52 (+3) 20クラブ中
スカッド構成
平均年齢
24.4
平均身長
184cm
国籍
18
右足 / 左足 / 両足
18 / 6 / 1
最年少
エイダン・ストークス 18
最年長
カラム・ウィルソン 34
今夏の移籍
加入 3
  • カラム・ウィルソンST← ウェストハム・ユナイテッド
  • ジェイドン・アンソニーLW← バーンリーFC
  • ママドゥ・サンガレCDM← ランス
退団 1
  • リース・ネルソンRW→ アーセナルFC

当サイトが名鑑を持つクラブ間の移動のみを掲載しています。