1905年、ロンドン南部シデナム・ヒルに建つ水晶宮(クリスタル・パレス)の敷地内で誕生したクラブ。初代会長シドニー・ボーンのもと、アストン・ヴィラの推薦を受けたエドマンド・グッドマンが設立に尽力した。1915年まで水晶宮の庭園内でホームゲームを行い、1924年にサウス・ロンドンのソーントン・ヒースに位置するセルハースト・パークへ移転。以来100年にわたり、この地を本拠としている。
長い歴史の中でトップリーグとの間を何度も行き来してきたが、2013年にプレミアリーグへ復帰して以降は定着に成功。サウス・ロンドンの労働者階級に根ざしたコミュニティクラブとしてのアイデンティティを大切にしており、試合前に流れるアンセム「Glad All Over」はセルハースト・パーク独特の熱狂を象徴する。
2025年5月、マンチェスター・シティを1-0で破りFAカップ初優勝を達成。1905年の創設以来初となるメジャートロフィーを手にし、クラブの歴史に新たな一章を刻んだ。続く8月にはコミュニティ・シールドでもリバプールをPK戦で下し、2冠を達成した。
オリバー・グラスナー監督は2024年2月に就任すると、守備的な3-4-3システムを基盤にチームを一変させた。ウイングバックのダニエル・ムニョスとタイリック・ミッチェルがサイドの高い位置を取り、ワイドに開くセンターバックがビルドアップの起点となる。2列のフラットな守備ブロックを形成しつつ、トップ下がハーフスペースを消し、ウイングバックが相手フルバックに数的優位を作り出すのが特徴的だ。
守備の堅さとセットプレーの組織力を土台に、素早いトランジションで一気にゴールに迫るプラグマティックなスタイル。FAカップ優勝への道のりは、まさにこの「守って刺す」哲学の結晶だった。なお、グラスナー監督は2026年1月にシーズン終了後の退任を表明しており、後任選びにも注目が集まる。
1924年開場の伝統あるホームスタジアム。収容人数25,486人とプレミアリーグでは小規模ながら、密集した観客席がピッチに近接するレイアウトが独特の熱気を生み出す。特にホルムズデール・ロードのスタンドから響くサポーターの声援は、プレミアリーグ屈指のアトモスフィアとして知られる。
クラブは現在、メインスタンドの大規模改修を進めている。ゴールドマン・サックスが主導する1億2,500万ポンドの融資を活用し、収容人数を34,259人に拡大する計画で、2026年1月に着工し2026-27シーズン中の完成を目指す。水晶宮をモチーフにした全面ガラスのファサードは、クラブの起源へのオマージュとなる予定だ。
鎌田大地(#18、MF)が在籍2シーズン目。2024年夏にラツィオからフリーで加入し、プレミアリーグデビュー戦ではクラブ史上1,000人目の出場選手として記録に名を残した。2025-26シーズンはクラブ月間最優秀選手賞を2ヶ月連続で受賞するなど存在感を発揮。ECLフィオレンティーナ戦では2得点に絡む活躍を見せ、欧州カップ戦でもチームを牽引している。広い視野と巧みなボールタッチでゲームをコントロールする攻撃的MFで、「驚異的なサッカーIQ」と現地ファンから称賛を受けている。
- 平均年齢
- 25.4
- 平均身長
- 184cm
- 国籍
- 18
- 右足 / 左足 / 両足
- 20 / 8 / 0
- 最年少
- エイモフェ・ジェミデ 19
- 最年長
- ワルテル・ベニテス 33
- 日本人選手
- 2名
- ジェイディー・カンヴォCB← トゥールーズ
- オスカル・ミンゲサDF← セルタ・デ・ビーゴ
- エヴァン・ゲサンST→ アストン・ヴィラ
- マーク・グエヒCB→ マンチェスター・シティ
- マクセンス・ラクロワCB→ チェルシー
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