🏏 2026-09-12 (土) 15:00 BST
チェルシー
vs
ハル・シティ
4-2-3-1 vs 5-4-1
控え選手
控え選手
見どころ
- 順位表では意外にもハル・シティが上に立つ。2勝1分・無敗で勝ち点7の3位に対し、チェルシーは2勝1敗の勝ち点6で4位。首位マンチェスター・シティ(勝ち点9)を射程に捉えた者同士の直接対決であり、開幕4節にして上位争いの構図を占う一戦となった。
- 両者の数字は対照的だ。チェルシーは3試合で8得点7失点と撃ち合いを続けており、開幕節はフラムとの敵地戦を3-2、第2節はホームでブライトンに4-3と乱打戦を制した一方、第3節はアーセナルの本拠地で1-2と敗れた。攻撃力は文句なしだが、失点の多さが課題として残る。
- 対するハル・シティは3試合で3得点、そして失点ゼロ。開幕節はホームでマンチェスター・ユナイテッドを2-0で下し、第2節はコヴェントリーの本拠地で1-0の完封勝利、第3節はアストン・ヴィラ相手に0-0で勝ち点1を積み上げた。少ない得点を無失点で守り切るという明確なスタイルが結果に直結している。
- 布陣の噛み合わせがそのまま試合の構図になりそうだ。チェルシーは4-2-3-1、ハル・シティは5-4-1で5バック+4枚の中盤という重心の低いブロックを敷く。攻撃の起点を作りたいコール・パーマー(AM)は、マンチェスター・シティから移籍した初年度にプレミアリーグ22ゴールを記録した左利きの司令塔。人数をかけて中央を締めるハルの守備網を、いかに左足のスルーパスとシュートでこじ開けるかが最大の見どころだ。
- ハルの5バックは経験と高さで固められている。中央を担うのはアイルランド代表として長く最終ラインを支えてきた33歳ジョン・イーガンと、アーセナルの下部組織からウェスト・ブロムでチャンピオンシップの主力に成長した193cmのナイジェリア代表歴を持つセミ・アジャイ、そしてレアル・ベティスやラージョを経験した22歳のフランス人ナシム・メンディ。左のウイングバックには左足のクロスの量と質でEFLでも屈指と評されるライアン・ジャイルズが入る。
- チェルシーの前線には多彩な顔が並ぶ。1トップのジョアン・ペドロはブライトンで実績を残し6000万ポンドで加入した24歳のブラジル人で、柔らかいタッチと巧みなポジショニングが売り。左にはウルブズやラツィオを経たポルトガル代表ペドロ・ネト、そして187cmの体格とスピードを兼ね備えたモーガン・ロジャーズが絡む。5バック相手にサイドで幅を作れるかが鍵になる。
- ゴールマウスの顔合わせも興味深い。チェルシーのゴールを守るのは2022年W杯優勝の立役者で、PK戦での強さで知られる34歳のアルゼンチン代表エミリアーノ・マルティネス。対するハルのコンスタンティノス・ツォラキスは、オリンピアコスで131試合に出場し2024年のUEFAカンファレンスリーグ制覇に貢献した23歳で、クラブ史上最高額の約2000万ポンドで加入した。今季無失点を継続中の守護神が、8得点のチェルシー攻撃陣と対峙する。
- ハルの攻め手は1トップのオリ・マクバーニーに集約される。188cmのスコットランド代表歴を持つ30歳で、スウォンジーで頭角を現しシェフィールド・ユナイテッドではプレミアリーグ昇格の立役者となった。その周りには191cmでロザラムやミドルズブラ、さらにアメリカのレアル・ソルトレイクまで渡り歩いた32歳マット・クルックスと、アルジェリアの名手ラクダル・ベルーミを父に持つ24歳モハメド・ベルーミが並ぶ。セットプレーとカウンターが得点源になる。
- チェルシーのユニークな人選にも注目したい。本職が右SBのマロ・ギュスト(リヨン育ちのフランス代表)とクラブキャプテンのリース・ジェームズがともに先発し、ジェームズは中盤の一角で起用される。その隣にはアンデルレヒト育ちでマンチェスター・シティ、サウサンプトンを経た22歳のベルギー代表アンカー、ロメオ・ラヴィアが構え、最終ラインでは20歳のヨレル・ハト(アヤックスで17歳にしてキャプテンを務めた逸材)が左サイドを担う。
- ベンチの若手の質でもチェルシーが際立つ。パルメイラス出身で「メッシーニョ」と呼ばれる19歳のエステヴァン、ドルトムントでCL決勝進出を経験した22歳ジェイミー・ギッテンズ、200cmの21歳ベルギー人GKマイク・ペンダースが控える。対するハルも、ザルツブルクでブンデスリーガ優勝を経験しローマへのローンも挟んだ23歳のリュカ・グルナ=ドゥアスや、アストン・ヴィラ育ちのティム・イロエグブナムなど、途中投入で流れを変えられる駒を揃える。