🏏 2026-09-12 (土) 15:00 BST
クリスタル・パレス
vs
イプスウィッチ
3-4-2-1 vs 4-2-3-1
控え選手
控え選手
見どころ
- 勝ち点3、3試合1勝2敗、得点4・失点8で得失点差-4——13位クリスタル・パレスと14位イプスウィッチは、順位表に並ぶ数字が完全に一致している。首位マンチェスター・シティ(勝ち点9)とは6ポイント差だが、勝ち点0のフラムとコヴェントリーも3差に控えており、序盤戦の立ち位置を固めたい同勝ち点同士の直接対決となった。
- パレスは開幕からアウェーのエバートン戦を0-2、ホームのマンチェスター・シティ戦を1-4と落としたが、第3節はアウェーでフラムを3-2と振り切って初勝利を挙げた。対するイプスウィッチはホームでサンダーランドに2-1と快勝したあと、オールド・トラッフォードで2-5、ホームのリバプール戦で0-2と連敗中。L-L-Wと上向いたパレスとW-L-Lで下降するイプスウィッチ、勢いの向きは正反対だ。
- パレスの3-4-2-1とイプスウィッチの4-2-3-1がかみ合う中で、鍵を握るのはエセキエル・パラシオスとサシャ・ルキッチが組むダブルボランチの脇のスペース。2シャドーの鎌田大地とジェレミー・ピノがそこに顔を出して前を向ければ、3試合で8失点の4バックを外から内から揺さぶれる。ミッチェルとハライリの両ウイングバックが高い位置を取れるかどうかも、数的優位の作り方を左右する。
- 中盤の底は経歴も個性も対照的だ。パレスはブラックバーンからの移籍直後にEURO 2024のイングランド代表メンバー入りした22歳アダム・ウォートンの左足の配球と、アヤックス下部組織からユトレヒト、フェイエノールト、マルセイユを渡り歩いた25歳のオランダ代表クインテン・ティンバーの奪取力。イプスウィッチはレヴァークーゼンでブンデスリーガ制覇を経験したアルゼンチン代表パラシオスと、トリノとフラムでプレーした30歳のセルビア代表ルキッチで応じる。
- パレスの攻撃の中心は30歳の鎌田大地。フランクフルトでヨーロッパリーグを制し、ラツィオを経て加入した技巧派で、2025年のFAカップ優勝にも貢献した。決定的なスルーパスとゴール前への飛び出しがチーム最大のチャンス源になる。相棒は、エゼの後継として背番号10を託された23歳のピノ。ビジャレアルで10代からラ・リーガを経験したスペイン代表ウインガーで、左右どちらでも仕掛けられる柔軟性を持つ。
- 最前線に立つヨルゲン・ストランド・ラーセンは、ウルヴズからクラブレコードの4800万ポンドで加入した193cmのノルウェー代表。迎え撃つイプスウィッチの守備陣も高く、194cmのイッサ・ディオプと189cmのアイルランド代表ダラ・オシェイが並び、その後ろには206cmのケル・スヘルペンが構える。クロスとセットプレーの競り合いは、文字どおり高さ同士のぶつかり合いになる。
- イプスウィッチの1トップは22歳のブラジル人エメルソン。アトレチコ・パラナエンセで育ち、トルコのギョズテペで得点を量産してトゥールーズ経由でイングランドに渡った186cmのストライカーで、強引な突破とゴール前での思い切りの良さが売りだ。対するパレスの3バックはチェルシーからローン中のフランス代表アクセル・ディサシと、バイエルンでブンデスリーガ優勝を経験したアメリカ代表クリス・リチャーズ。対人の強さを看板にする者同士の勝負になる。
- 両ゴールマウスにはエールディヴィジ経験者が立つ。パレスのワルテル・ベニテスはPSVでリーグ連覇を味わい、ニース時代にはリーグ・アンの年間最優秀GK賞を受けた33歳のアルゼンチン人。対するスヘルペンはエメンとアヤックスで育ち、ブライトン移籍後はフィテッセ、オーステンデ、シュトゥルム・グラーツ、ユニオンSGと各国を転々としてきた26歳だ。フェイエノールト出身のティンバーも含め、オランダ色の濃い一戦になる。
- サイドの攻防も見どころだ。パレスの左はアカデミー出身で通算180試合以上を数えるタイリック・ミッチェル、右はユニオンSGからイスラエル人選手として史上最高額で加入した22歳のアナン・ハライリ。対するイプスウィッチは、リーズの下部組織で育ちサンダーランドで開花したジャック・クラークがカットインから右足を狙い、ガーナ代表のファタウ・イサハクが縦への突破で押し返す。EFLでアシスト上位の常連だった左SBリーフ・デイビスのクロスも警戒が要る。
- 日本人選手は3人が関わる。先発するのは鎌田のみで、パレスのベンチには187cmの冨安健洋が控える。アーセナルで4シーズン84試合に出場し、右SBを主戦場としながらCBもボランチもこなすユーティリティ性が武器だ。イプスウィッチのベンチには前田大然。松本山雅、水戸、横浜F・マリノスとJでキャリアを積んでJ1得点王に輝き、セルティックで5年近くタイトルを重ねた快足アタッカーで、終盤に投入されればスピードと前線からの守備で流れを変えられる。