🏏 2026-09-19 (土) 15:00 BST
ニューカッスル
vs
ハル・シティ
4-2-3-1 vs 5-4-1
控え選手
控え選手
見どころ
- 12位ニューカッスル(勝ち点5)が、5位につける無敗のハル・シティ(勝ち点8)をホームに迎える第5節。序盤戦の評価は完全に逆転しており、首位アーセナルの勝ち点12を追う集団にいるのはハルの方だ。ニューカッスルにとっては勝ち点3差を一気に縮められる直接対決であり、ここを落とすと中位以下での足踏みが長引く。
- ハルの数字が異様だ。4試合で2勝2分の無敗、そして失点はわずか2。しかもその2失点は第4節アウェイのチェルシー戦(2-2)に集中しており、第1節のホームでのマンチェスター・ユナイテッド戦2-0、第2節アウェイのコベントリー戦1-0、第3節ホームのアストン・ヴィラ戦0-0と、3試合連続で無失点に抑えてきた。5得点と得点力は控えめだが、とにかく崩れない。
- 対するニューカッスルは4試合で8失点、得失点差-1と守備が安定しない。ホームではリヴァプールと2-2、ボーンマスとも2-2と2度追いつ追われつの展開になり、第4節はアウェイのリーズ戦で1-4と大敗した。唯一の勝利は第2節アウェイのトッテナム戦2-0。ホームで勝ち切れていない現状を、リーグ屈指の堅守を誇る相手に対して変えられるかが問われる。
- システムの噛み合わせが最大の焦点になる。ニューカッスルは4-2-3-1、ハルは5-4-1で最終ラインに5枚を並べる構えだ。ハルの5バックは193cmでナイジェリア代表歴を持つセミ・アジャイ(32歳)、アイルランド代表として長く戦ってきたジョン・イーガン(33歳)、193cmで19歳のオーストラリア代表ルーカス・ヘリントンという高さの3枚に、左のライアン・ジャイルズと右のルーイ・コイルが加わる形。中央を完全に閉じられたとき、ニューカッスルがどこから穴を開けるかが見どころになる。
- その最終ラインに挑むのが1トップのヨアン・ウィサ。ブレントフォードでクラブのプレミアリーグ最多得点記録を樹立した30歳のコンゴ民主共和国代表で、ロリアンやアンジェを経てイングランドで花開いた点取り屋だ。176cmと大柄ではないため、193cmが2枚並ぶハルの中央に空中戦で真っ向勝負を挑むより、持ち味であるスピードと裏抜けで背後を突けるかどうかが鍵になる。
- サイドの攻防も密度が高い。ニューカッスルの左にはレスター時代から爆発的な初速で鳴らす28歳ハービー・バーンズ、右には31歳のジェイコブ・マーフィーが入る。マーフィーはノリッジ出身でクロス精度を武器に2025年のカラバオカップ制覇にも貢献した。迎え撃つハルのウイングバックは、ウルヴァーハンプトン育ちでコベントリーやミドルズブラを渡り歩きEFL屈指のクロス供給量を誇る26歳ライアン・ジャイルズと、173cmながら球際で退かない30歳ルーイ・コイル。ここが開けば試合は一気にオープンになる。
- ニューカッスルの中盤は世代の混在が面白い。アヤックスから約2300万ポンドで加入した18歳シーン・ステュールは、トナーリの退団を受けた中盤再編の中心として獲得された両利きの技巧派。組むのはアーセナル育ちでローン時代に7試合連続ゴールを記録した27歳ジョー・ウィロックだ。さらに最終ラインには16歳でプレミアデビューを飾った20歳ルイス・マイリーが入り、10代・20代前半に託す比重がかなり大きくなっている。
- ハルの中盤4枚はEFLで叩き上げられた面々が並ぶ。ノンリーグのボーラムウッドからハダースフィールドに拾われ、ウェールズ代表23キャップまで辿り着いた27歳ソルバ・トーマス、191cmの体格を持ちながらロザラムやミドルズブラで二桁得点に迫った32歳マット・クルックス、シェフィールド・ユナイテッド育ちで走力を厭わない27歳リーガン・スレイター。そしてアルジェリアの伝説的名手ラクダル・ベルーミを父に持つ24歳モハメド・ベルーミが、MCオランとポルトガルのファレンセを経てこの舞台に立っている。
- ゴールマウスの比較も一見の価値がある。ニューカッスルは198cmのチェコ人ルカーシュ・ホルニーチェク(24歳)が立つ。パルドゥビツェ史上最高額の移籍でブラガへ渡り評価を高めた長期的な正守護神候補で、同じく198cmのイングランド代表ニック・ポープ(34歳)がベンチに回っている構図も含めて世代交代の最中にある。ハルの守護神は193cmの23歳コンスタンティノス・ツォラキス。オリンピアコスで131試合に出場して2024年のUEFAカンファレンスリーグ制覇を経験し、クラブ史上最高額の約2000万ポンドで加入した。
- 終盤の投入カードにも若さが目立つ。ニューカッスルはアビジャンのASECミモザからハンマルビー、ホッフェンハイムを経た20歳バズマナ・トゥーレ、モナコのアカデミー出身で20歳のアラジ・バンバに加え、34歳のスイス代表ファビアン・シェアという経験値も用意する。ハルはリーズからローンで来た左利きの24歳ジョー・ゲルハート、レッドブル・ザルツブルクでリーグ優勝を経験した23歳リュカ・グルナ=ドゥアス、マルセイユで17歳のリーグ・アンデビューを飾った19歳ロビーニョ・ヴァズと、勝負どころで色を変えられる駒が揃っている。