WEST HAM UNITED
ウェストハム・ユナイテッド
1895
創設
ECL優勝
2022-23
62,500
収容人数
クラブの歴史

1895年、テムズ川沿いの造船所テムズ・アイアンワークスの労働者チームとして創設。1900年に「ウェストハム・ユナイテッド」と改名し、1904年にボリン・グラウンド(アプトン・パーク)へ移転した。以来112年間にわたりイーストロンドンの象徴として親しまれ、労働者階級のクラブというアイデンティティは「アカデミー・オブ・フットボール」の愛称に受け継がれている。

1960年代にはボビー・ムーア、ジェフ・ハースト、マーティン・ピーターズという3人のワールドカップ優勝メンバーを輩出。1964年FAカップ、1965年欧州カップウィナーズカップを制し、クラブの黄金時代を築いた。ムーアは500試合以上に出場したクラブ最大のレジェンドであり、ペレが「対戦した中で最高のディフェンダー」と評した人物でもある。

2023年にはヨーロッパ・カンファレンスリーグ決勝でフィオレンティーナを2-1で下し、1980年FAカップ以来43年ぶりのタイトルを獲得。1965年以来58年ぶりのヨーロッパの栄冠でもあり、クラブの欧州における伝統を現代に蘇らせた。

ロンドン・スタジアムと新時代

2016年、112年間のホームであったボリン・グラウンドに別れを告げ、ロンドン・スタジアムへ移転した。2012年ロンドンオリンピックのメイン会場として建設されたこのスタジアムは、フットボール用に改修され収容人数62,500人を誇る。クラブ史上最大の転換点の一つであり、集客力と収益の飛躍的向上をもたらした。

しかし陸上競技場からの改修という構造上、ピッチとスタンドの距離が遠い点はファンから長年指摘されている。2022年にはウェストスタンド下層の改修で収容数を62,500に増やし、よりフットボールに適した環境への改善が進められている。旧アプトン・パークの濃密な雰囲気を懐かしむ声は今なお根強い。

監督と戦術

2024-25シーズン途中にジュレン・ロペテギが解任され、グレアム・ポッターが就任。しかし2025年9月、シーズン序盤の不振を受けてポッターも解任となり、ヌーノ・エスピリト・サントが3年契約で新監督に就任した。

ヌーノはウルブス時代にチャンピオンシップ優勝とプレミアリーグ定着を実現した実績を持つ。基本フォーメーションは4-2-3-1で、守備の組織力を土台にしたカウンター志向のスタイルが特徴。クリーンシートを最優先しつつ、ボーウェン、サマーヴィル、パケタらの攻撃陣が流動的にポジションを入れ替えるトランジションサッカーを展開している。

アカデミー・オブ・フットボール

ウェストハムは「アカデミー・オブ・フットボール」の異名で知られ、育成に定評がある。ボビー・ムーアに始まり、フランク・ランパード、ジョー・コール、リオ・ファーディナンド、マイケル・キャリック、デクラン・ライスなど、数多くのイングランド代表選手をアカデミーから輩出してきた。近年もライスをアーセナルに1億500万ポンドで売却するなど、育成と移籍ビジネスの両面でクラブ経営を支えている。

クラブデータ
前季(2024-25)
14位 43pts 11勝 10分 17敗 46:62 (-16) 20クラブ中
スカッド構成
平均年齢
26.5
平均身長
183cm
国籍
17
右足 / 左足 / 両足
22 / 9 / 0
最年少
エズラ・メイヤーズ 19
最年長
ウカシュ・ファビアンスキ 41