1877年、セント・ルークス教会の学校の生徒たちが校長からプレゼントされたサッカーボールをきっかけに「セント・ルークスFC」として誕生。2年後にウォルバーハンプトン・ワンダラーズと改名し、1888年のフットボールリーグ創設メンバー12クラブの一つとして英国サッカーの歴史に名を刻んだ。
1950年代はクラブの黄金期。スタン・カリス監督の下で1953-54、1957-58、1958-59シーズンにリーグ優勝を果たし、ハンガリーのホンヴェードやモスクワ・スパルタクとのフラッドリットマッチ(夜間投光器試合)はヨーロッパクラブ大会創設の契機となった。FAカップも4度制覇しており、イングランドサッカーの発展に深く関わるクラブである。
しかし1980年代から2000年代にかけては長い低迷期を経験。4部リーグまで転落した時期もあった。2016年の復興と再浮上については、ポルトガルコネクションの項で詳しく触れる。
2016年、中国のコングロマリット復星国際(Fosun International)が約3,000万ポンドでクラブを買収。これと前後して、復星傘下の企業がスーパーエージェントジョルジュ・メンデス率いるジェスティフテ社の株式20%を取得したことで、ポルトガル路線が本格的に始動した。
メンデスのネットワークを通じてヌーノ・エスピリト・サント監督(現ウェストハム)、ルベン・ネヴェス、ジオゴ・ジョッタ、ウィリー・ボリらが加入し、2017-18シーズンにチャンピオンシップ優勝で昇格を決めた。プレミアリーグでも7位を2度記録し、ヨーロッパリーグにも出場。一時は「ポルトウルヴス」と揶揄されるほどポルトガル人選手が主力を占めた。近年はスカウト網を多角化しているものの、ジェスティフテとの関係は今も続いている。
モリニューは1889年の開場以来、130年以上にわたりウルヴスの本拠地であり続ける歴史的なスタジアム。1939年のFAカップでは61,315人の来場記録を持つ。1950年代にはフラッドリット(投光照明)の先駆けとなり、欧州の強豪を招いた伝説的なナイトゲームの舞台となった。
テイラー・レポートに基づく全席座席化を経て、現在の収容人数は31,750人。スタン・カリス・スタンドの再建(2012年完成)で近代化が進んだ。46,000人規模への拡張計画も一時報じられたが、現時点では保留となっている。コンパクトなスタンドがピッチに迫る配置は、独特のホームアドバンテージを生み出している。
2024-25シーズンは開幕10戦未勝利でゲイリー・オニールが解任され、ヴィトール・ペレイラが12月に就任。ペレイラの下で18試合32ポイントを稼ぎ劇的に残留を果たしたが、2025-26シーズン開幕後に再び低迷し、11月に最下位で解任された。
後任には元ウルヴスの選手でもあるロブ・エドワーズがミドルスブラから就任。クラブ在籍時に111試合に出場した経歴を持ち、3年半契約を締結した。基本フォーメーションは3-4-2-1または3-4-1-2のバック3で、アグレッシブなハイプレスとウイングバックの攻撃参加を重視するスタイルを志向する。「勇敢に、ゴールからできるだけ遠い場所でコントロールしたい」という哲学を掲げている。
- 平均年齢
- 25.7
- 平均身長
- 182cm
- 国籍
- 19
- 右足 / 左足 / 両足
- 25 / 7 / 0
- 最年少
- マテウス・マネ 18
- 最年長
- マット・ドハーティ 34