🏏 2025-09-07 (日) 12:00 BST
トッテナム女子
vs
ウェストハム女子
ポジション推定 (APIに配置データなし)
控え選手
控え選手
見どころ
- WSL2025-26の開幕節は、両キャプテンの対比が面白い。スパーズを率いるベス・イングランド(31歳・ST)は、チェルシー時代にWSL年間最優秀選手とPFA最優秀選手をダブル受賞し、2023年1月に25万ポンドという当時の国内記録移籍金で加入した点取り屋。対するウェストハムの主将カトリーナ・ゴリー(33歳・CM)は、155cmの小柄な体躯でオーストラリア代表100キャップ超を積み上げた2014年AFC年間最優秀選手だ。
- 日本人対決が実現した。スパーズは19歳のCB古賀塔子(背番号32)が先発。2024年パリ五輪で日本代表として全4試合に先発したセンターバックで、フェイエノールトから2025年7月に加入するとクラブ史上最年少得点記録を樹立した。迎え撃つウェストハムの9番は植木理子(26歳・ST)。日テレ・東京ヴェルディベレーザ育ちのなでしこジャパンのエースで、U-20W杯優勝時に5ゴール、2022年AFC女子アジアカップでは日本のトップスコアラーになった。ボックス内での駆け引きは見逃せない。
- ウェストハムのCBシェリナ・ザドルスキー(32歳)にとっては古巣対戦となる。カナダ代表100キャップ超のベテランで、トッテナムに4年間在籍した後にウェストハムへ移った経歴の持ち主だ。2016年リオ五輪銅メダル、2020年東京五輪金メダルという実績を誇り、空中戦の強さと冷静な守備判断でベス・イングランドを封じにかかる。勝手を知る古巣のゴール前でどんな振る舞いを見せるか。
- スパーズの中盤にはクラブのWSL歴代最多アシスト記録を持つエヴェリーナ・スンマネン(27歳・CAM・フィンランド代表)が構える。2022年の加入以来、創造性とラストパスの質で攻撃を牽引してきた司令塔だ。その傍らにはチェルシーで長く主力を張ったジャマイカ代表ドリュー・スペンス(32歳・CM)が座り、経験値と安定感を供給する。この2人がゴリーとオーナ・シレンの中盤を掌握できるかが流れを左右する。
- サイドではデンマーク代表オリヴィア・ホルト(24歳・LW)の得点力に注目したい。ローゼンゴードで2シーズン47試合25ゴールを記録した左のアタッカーで、2025年1月の加入直後、デビュー戦でFKを直接沈めてみせた。逆サイドのジェシカ・ナズ(24歳・RW)はエンフィールド出身のスパーズ下部組織育ちで、2024年5月にイングランド代表初招集を受けて6キャップを重ねている。
- スパーズの最終ラインはオーストラリア代表クレア・ハント(26歳・CB)が中心。PSGでのプレー経験を持ち、2023年の自国開催W杯ではベスト4進出に貢献した。羊牧場で育ちシドニー大学で理学士号を取得した異色の知性派でもある。相棒のヨセフィーネ・リューブリンク(27歳・スウェーデン代表CB)はBKヘッケンで200試合以上を積んだ堅実派。左のアマンダ・ニルデン(27歳・LB)はユヴェントス帰りで、スピードとフィジカルでデュエルを制す。
- 両GKの経歴も対照的で面白い。スパーズのリゼ・コップ(27歳・オランダ代表)は173cmとGKとしてはコンパクトだが、アヤックスとレスターで磨いた反応速度とポジショニングで正守護神の座を握る。ウェストハムのキンガ・シェミク(28歳・ポーランド代表)はUEFA女子ユーロ2025の予選プレーオフでクリーンシートを達成し、母国初の本大会出場を手繰り寄せた立役者。PKセーブにも定評がある。
- ウェストハムの前線は多国籍で層が厚い。スイス代表セライナ・ピウベル(25歳・CAM)はチューリッヒで8シーズンを過ごし、スイス女子スーパーリーグ4連覇とカップ3連覇を経験した2023-24年の年間最優秀選手。ドイツ代表シェキエラ・マルティネス(24歳・ST)は2018年UEFA U-17欧州選手権で9ゴールを挙げ得点王に輝いたフィニッシャーだ。左に入るフランス代表60キャップ超のヴィヴィアンヌ・アセイ(31歳・LW)は昨季ハマー・オブ・ザ・イヤーに選出されている。
- ウェストハムの中軸は経験でできている。主将ゴリーはヴェガルタ仙台レディースを含む7カ国でプレーした稀有なキャリアの持ち主で、ボール奪取とパスセンスで中盤を支配する。相方のオーナ・シレン(24歳・CM・フィンランド代表)はKuPSでフィンランド選手権2連覇と女子カップ制覇を果たしたテクニシャン。左SBのヴェレーナ・ハンシャウ(31歳)はオーストリア代表100キャップ超で、UEFA女子ユーロ2017のベストイレブン。正確な左足のクロスが武器だ。
- ベンチの厚みも勝負を分ける要素になる。スパーズはレアル・マドリード女子で副キャプテンを務め歴代2位の146試合に出場したマイテ・オロス(27歳・CM・スペイン代表)と、フィンランド代表75キャップのオルガ・アフティネン(28歳・CM)を温存。ウェストハムはリヨンのアカデミー育ちで19歳にしてUEFA女子ユーロ2025を経験したレイラ・ヴァンデラー(ST・スイス代表)と、ウェールズ代表50キャップ超のフィオン・モーガン(25歳・ST)が控える。