🏏 2025-09-21 (日) 14:50 BST
マンチェスター・ユナイテッド女子
vs
アーセナル女子
ポジション推定 (APIに配置データなし)
控え選手
控え選手
見どころ
- ユナイテッドの右ウイングに入る宮澤ひなたは、2023年FIFA女子W杯で得点王(ゴールデンブーツ)に輝いたなでしこジャパンのエース。157cmと小柄ながら、スピードとテクニックで守備陣を切り裂くドリブルが持ち味だ。マイナビ仙台レディースから海を渡った25歳の対面には、オーストラリア代表の左SBステフ・キャトリー(31歳)が構える。宮澤の仕掛けとキャトリーの対人守備、この右サイドの攻防がユナイテッドの生命線になる。
- アーセナルの最前線に立つアレッシア・ルッソ(26歳)にとって、この一戦は古巣対決となる。ユナイテッドを経てブライトン、チェルシーも渡り歩いた175cmのイングランド代表ストライカーで、ユーロ2022のバックヒール弾で一躍名を広めた決定力とポストプレーが武器。マーカーとなるのはガーンジー島出身の23歳キャプテン、マヤ・ル・ティシエだ。PFA WSLチーム・オブ・ザ・イヤーに選出された冷静な読みで、古巣に燃えるルッソを封じられるか。
- 古巣対戦はユナイテッド側にもある。CBのドミニク・ヤンセンはアーセナルでWSLタイトルを、ヴォルフスブルクでブンデスリーガ2連覇を経験した30歳で、オランダ女子代表ではキャプテンを務める。ビルドアップ能力に優れ守備的MFもこなす万能型だけに、アーセナルの前線からの圧力をいかに外して前進するかが後方の鍵。アーセナルの守護神ダフネ・ファン・ドムセラールとはオランダ代表の同僚同士という縁もある。
- ユナイテッドは加入間もない顔ぶれがそのまま先発に並ぶ。2025年9月にマンチェスター・シティから4年契約で加入したジェス・パーク(23歳)はユーロ2025優勝メンバーで、ドリブルとパスで攻撃を活性化する創造性が持ち味。8月にバルセロナから来たフリドリナ・ロルフォ(31歳)はCL2度の制覇を含む17の主要タイトルを持つスウェーデン代表で、左サイドなら攻守どちらもこなせる。新戦力2人がどれだけ早く噛み合うかが問われる。
- ユナイテッドの中盤から左には、スウェーデン代表が二人並ぶ。ユリア・ジゴッティ・オルメ(27歳)はバイエルンでブンデスリーガ優勝を経験した守備的MFで、ハードワークと献身的な守備で中盤に安定をもたらす。左SBのアンナ・サンドベリ(22歳)は、スウェーデン女子選手として過去最高額の移籍金でBKヘッケンから加入し、2023年W杯3位のメンバーでもある。積極的なオーバーラップは武器である一方、その背後はアーセナルの狙い目にもなる。
- アーセナルの攻撃陣は個の質で押し切る顔ぶれ。バルセロナで10年を過ごし2023年W杯を制したマリオナ・カルデンテイ(29歳)、女子サッカー史上初の100万ポンド移籍でリヴァプールから加わったカナダ代表オリヴィア・スミス(21歳)、そしてアイルランド代表キャプテンのケイティ・マッケイブ(30歳)が同時に前線へ。テクニックと創造性を備えた3人を誰が捕まえるかが、ユナイテッド守備陣に突きつけられた最大の宿題だ。
- 両ゴールマウスの顔合わせも見どころだ。ユナイテッドのファロン・タリス=ジョイスは185cmの長身を活かすアメリカ代表GKで、2024-25シーズンにWSLゴールデングローブを共同受賞し13クリーンシートを積み上げた。対するダフネ・ファン・ドムセラールは2023年バロンドールにノミネートされたオランダ代表で、安定したセービングとコーチングに定評がある。拮抗した展開になれば、この二人の一瞬の判断がそのまま勝負を分ける。
- 中盤の司令塔対決も濃い。アーセナルのキャプテン、キム・リトル(35歳)はクラブのレジェンドで、卓越したテクニックとビジョンによるゲームメイクは世界トップクラス。すでに代表からは引退し、クラブに専念している。対するユナイテッドのエラ・トゥーンはアカデミー出身の象徴的な攻撃的MFで、ユーロ2022のイングランド優勝に貢献した26歳。ともにCAMを主戦場とする二人が、どちらのテンポで試合を運ぶかを競う。
- ベンチの厚みも差になりうる。アーセナルはユーロ2022得点王のベス・ミードと、同大会決勝の決勝点で知られ2025年に完全移籍したクロエ・ケリーというイングランド代表ウインガーを控えに残す。ユナイテッドもブライトン時代に13得点を挙げゴールデンブーツ争いで2位に入ったノルウェー代表FWエリサベト・テルランドと、イングランド代表15キャップを持つ37歳のレイチェル・ウィリアムズを用意。終盤の交代カードの質でも見ごたえがある。