🏏 2025-11-01 (土) 12:00 GMT
チェルシー女子
vs
ロンドン・シティ・ライオネシズ
ポジション推定 (APIに配置データなし)
控え選手
控え選手
見どころ
- 日本の視点では熊谷紗希の一戦だ。なでしこジャパンのキャプテンとして162キャップを超え、2011年女子W杯決勝でPK戦のウイニングキックを決めたレジェンドは、35歳になった今もロンドン・シティ・ライオネシズの最終ラインに先発する。リヨンでUWCL5回を含む19タイトルを積み上げた読みの速さとリーダーシップが、チェルシーの分厚い攻撃にどこまで通用するか。
- ライオネシズのセンターバック陣は国際経験の塊だ。熊谷紗希の隣にはUEFA女子ユーロ2025のベストイレブンに選ばれたイタリア代表エレナ・リナーリ(31歳、アトレティコ・マドリーでリーガ、フィオレンティーナでセリエA制覇)、さらにバルセロナで94試合を戦いリーガF5連覇とUWCL2度を経験した23歳ハナ・フェルナンデスが並ぶ。
- 移籍市場を騒がせたグレース・ゲイヨロの出来が中盤の鍵を握る。約100万ユーロというワールドレコードの移籍金でPSGからライオネシズへ渡ったフランス代表102キャップのMFで、PSGでは270試合54ゴールを挙げキャプテンも務めた。ボックス・トゥ・ボックスの走力と得点力で、チェルシーの中盤を押し返せるかどうか。
- 対するチェルシーの中盤は世界屈指の構成力を誇る。バルセロナから戻ったイングランド代表ケイラ・ウォルシュ(28歳、CDM)がテンポとロングパスでゲームを設計し、ドイツ代表ショーケ・ニュスケン(24歳、173cm)が中盤からの得点で厚みを加え、18歳でチェルシーに加わったスコットランド代表エリン・カスバートが運動量とプレス強度を供給する。
- チェルシーの最終ラインには歴戦の顔がそろった。キャプテンでWSL最多出場記録を持つ178cmのミリー・ブライト(32歳)、バルセロナ・リヨン・マンチェスター・シティを渡り歩いた34歳のルーシー・ブロンズ、エヴァトンから2024年1月に加わったスウェーデン代表ナタリー・ビョルン、そしてリヨンでCLを制し2025年夏に加入したオーストラリア代表エリー・カーペンター。
- ゴールマウスの対比も面白い。チェルシーの24歳ハンナ・ハンプトンはFIFA最優秀女子GK賞を受けたイングランド代表で、アストン・ヴィラとバーミンガムを経て世界屈指の反射神経と1対1の強さを身につけた。ライオネシズは173cmのスペイン人GKエレネ・レテが守り、ハイボール処理とセービングで格上相手の猛攻を跳ね返す必要がある。
- ライオネシズの前線にはWSLを知り尽くした2人が並ぶ。36歳のコソヴァレ・アスラニはスウェーデン代表205キャップ50ゴールのレジェンドで、リオ五輪銀メダリストかつレアル・マドリー、PSG、マンチェスター・シティを経験。右のニキータ・パリス(31歳)はユーロ2022優勝メンバーで、リヨンやアーセナルでもプレーした爆発的なスピードが武器だ。
- バルセロナ人脈が両軍に散らばっているのも見どころ。チェルシーのウォルシュとブロンズはカンプ・ノウでタイトルを重ねた経験を持ち、ライオネシズにはバルサのアカデミーを12歳から歩んだハナ・フェルナンデスと、ベンチに2023年女子W杯優勝メンバーの守備的MFマリア・ペレス(23歳、157cm)が控える。バルサ流のビルドアップ対決という側面もある。
- チェルシーのベンチは他クラブなら主力級の厚みだ。オーストラリア代表キャプテンで得点力とヘディングに長けたサム・カー(32歳)、スウェーデン年間最優秀女子選手のウインガー、ヨハンナ・リッティング・カネリード、そしてサンディエゴ・ウェーブFCから世界記録の移籍金で加入したアメリカ代表CBナオミ・ギルマが控える。終盤の交代策が試合の色を変えうる。
- PSG出身者の再会も隠れたテーマになる。チェルシーの左ウイング、サンディ・バルティモア(25歳、156cm)はPSGの下部組織で育ち16歳でデビューしたフランス代表で、同じくPSGでプレーしたオリアーヌ・ジャン=フランソワもベンチに控える。彼女たちが対峙するのは、PSGで270試合を戦ったゲイヨロ。パリ仕込みの技術がロンドンで交錯する。