🏏 2025-11-16 (日) 12:00 GMT
アストン・ヴィラ女子
vs
ロンドン・シティ・ライオネシズ
ポジション推定 (APIに配置データなし)
控え選手
控え選手
見どころ
- ロンドン・シティの最終ラインには熊谷紗希(35歳・CB)が入る。なでしこジャパンのキャプテンとして162キャップを超え、2011年女子W杯決勝ではPK戦のウイニングキックを決めた日本サッカー史の証人だ。リヨンでUWCL5回を含む19タイトルを積み上げ、バイエルンやASローマも渡り歩いた読みの速さとリーダーシップが、新興クラブの守備を束ねる。
- その熊谷と並ぶのがイタリア代表のエレナ・リナーリ(31歳・CB)で、UEFA女子ユーロ2025のベストイレブンに選ばれたばかり。アトレティコ・マドリーでリーガ、フィオレンティーナでセリエAを制した経験を持ち、ASローマでプレーした点も熊谷と共通する。空中戦の強さを備えた2人のベテランが並ぶセンターは、このチームの生命線だ。
- ロンドン・シティの本気度を象徴するのがグレース・ゲイヨロ(28歳・CM)の存在だ。フランス代表102キャップを誇るPSGのレジェンドで、パリでは270試合54ゴールを記録しキャプテンも務めた。約100万ユーロというワールドレコードの移籍金で加入した彼女のボックス・トゥ・ボックスの走力が、ヴィラの中盤との主導権争いの鍵を握る。
- 前線にはスウェーデン代表205キャップ50ゴールのコソヴァレ・アスラニ(36歳・ST)と、UEFA女子ユーロ2022を制したイングランド代表ニキータ・パリス(31歳・RW)が並ぶ。アスラニはレアル・マドリー、PSG、マンチェスター・シティを渡り歩いたインテリジェンス型、パリスはリヨンやアーセナルで磨いた爆発的なスピードが武器と、質の異なる2枚が同時に襲いかかる。
- 迎え撃つヴィラの顔はレイチェル・デイリー(33歳・ST)だ。ヴィラ加入初年度に22ゴールでWSL得点王とPFA女子年間最優秀選手を獲得したイングランド代表で、168cmの体躯からくるフィジカルの強さと得点感覚でゴール前の基準点になる。リナーリ、熊谷との駆け引きはこの試合最大のマッチアップと言っていい。
- ヴィラの中盤は個性が揃う。ミッシー・ボー・カーンズ(24歳・CM)は20歳でリバプール史上最年少キャプテンに就任したゲームメーカーで、2023年に女子サッカーアワードの若手選手賞を受賞した。チェルシーのユースで16歳デビューを果たしアーセナルやNWSLのエンジェル・シティも経験したミリ・テイラー(25歳)は、2025年にスコットランド代表へ切り替えている。
- そこに加わるルシア・ケンドール(21歳・CM)も見逃せない。サウサンプトンで100試合以上を積み上げ、2025年10月にイングランド代表デビューを飾るといきなりプレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれた逸材だ。左に開くスコットランド代表カースティ・ハンソン(27歳・LW、代表42キャップ4ゴール)のドリブル突破とクロスが、その推進力を受け止める出口になる。
- ヴィラの守備ブロックは欧州の主要舞台を知る顔ぶれだ。オランダ代表56キャップのリン・ウィルムス(25歳・RB)とスイス代表ノエル・マリッツ(29歳・RB)はいずれもヴォルフスブルクでUEFAチャンピオンズリーグ決勝を戦った経験を持つ。中央はモンペリエで66試合4得点を挙げたフランスのオセアン・デランド(25歳・CB)が固め、ゴールは2016年リオ五輪銅メダルのカナダ代表サブリナ・ダンジェロ(32歳)が守る。
- 終盤の切り札にも注目したい。ヴィラはアカデミー出身でNWSL経験もあるエボニー・サーモン(24歳・ST)の爆発的なスピードを残し、ロンドン・シティは2023年女子W杯優勝メンバーのマリア・ペレス(23歳・CDM、バルセロナで全タイトルを経験)や、元マンチェスター・ユナイテッド主将でセットプレーの精度に定評があるケイティ・ゼレム(29歳・CDM)を控えさせる。層の厚さがそのまま終盤の強度差に出る。