1913年、フィリップス社の従業員スポーツクラブとして誕生したPSVアイントホーフェン。正式名称の「Philips Sport Vereniging」が示すとおり、電機メーカーのフィリップスとの結びつきがクラブのDNAに刻まれている。フィリップス村と呼ばれた工場街の一角にスタジアムが建てられ、100年以上同じ場所でプレーを続ける稀有なクラブだ。
1988年にはフース・ヒディンク監督のもとチャンピオンズカップ(現UCL)を制覇。ロナウド、ロマーリオ、ファン・ニステルローイ、ロッベンら世界的スターが在籍した歴史を持つ。アヤックス、フェイエノールトと並ぶ「ビッグ3」の一角として、エールディヴィジ優勝27回はリーグ最多記録に迫る。
2022年に就任したペーター・ボス監督は、ヨハン・クライフの哲学を色濃く受け継ぐ攻撃的指揮官。基本フォーメーションは4-3-3で、ポゼッションを重視しつつも縦への推進力を失わないスタイルを志向する。
ビルドアップ時にはダブルピボットを基準点として中盤で数的優位を作り、攻撃時には5人がゴール前に殺到する1-2-3-5の陣形へ変化する。守備では高いラインを敷き、相手のビルドアップを窒息させるハイプレスを徹底。2024-25シーズンはリーグ最多の103得点を記録し、その破壊力を証明した。
1913年の創設以来、同じ土地にあり続けるフィリップス・スタディオン。最初の木製スタンドは550人収容に過ぎなかったが、1970年代と1990年代の大規模改修、2002年の四隅の増設を経て、現在の収容人数は35,000人に達した。
2000年のUEFA欧州選手権ではグループステージ3試合を開催し、2006年にはUEFAカップ決勝の舞台にもなった。アイントホーフェンの街とフィリップス社、そしてPSVが三位一体で発展してきた歴史を象徴する場所だ。
企業スポーツクラブからスタートしたPSVの歴史は、フィリップス社の盛衰と重なる。長らくメインスポンサーだったフィリップスは2016年にスタジアムの命名権を手放したが、クラブ名には今もその名が残り、ユニフォームのストライプもフィリップスのコーポレートカラーに由来する。近年はメキシコ人実業家カルロス・スリム家の投資ファンドを含む多角的な資本構造へ移行しつつも、「企業城下町のクラブ」というアイデンティティは色あせていない。
- 平均年齢
- 24.5
- 平均身長
- 184cm
- 国籍
- 13
- 右足 / 左足 / 両足
- 15 / 9 / 1
- 最年少
- ファビアン・メリエン 17
- 最年長
- イバン・ペリシッチ 37
- 日本人選手
- 1名
- J. ドロンメルGK← スパルタ・ロッテルダム
- スベン・マイナンスCAM← AZアルクマール
当サイトが名鑑を持つクラブ間の移動のみを掲載しています。