1892年、アンフィールドの土地所有者ジョン・ホールディングとエバートンの間に生じた賃貸料をめぐる対立がきっかけで創設された。エバートンがグディソン・パークに移転した後、ホールディングはアンフィールドに残る新クラブとしてリバプールFCを設立。以来130年以上にわたり、アンフィールドはリバプールの本拠地であり続けている。
1960年代に就任したビル・シャンクリーがクラブの礎を築いた。シャンクリーはアンフィールドのブーツルームを戦術室に改装し、ジョー・フェイガン、ボブ・ペイズリーらと共にチームを再建。後を継いだボブ・ペイズリーの9シーズンで、欧州カップ3回、リーグ優勝6回を含む20のタイトルを獲得し、リバプールは欧州屈指の名門に昇りつめた。通算で欧州カップ/チャンピオンズリーグ6回の優勝を誇り、2005年イスタンブールの奇跡はサッカー史に残る逆転劇として語り継がれている。
イングランドのリーグ優勝は通算20回で、マンチェスター・ユナイテッドと並ぶ歴代最多タイ記録。2019-20シーズンに30年ぶりのリーグ制覇を果たし、2024-25シーズンにアルネ・スロット新監督のもとで再びタイトルを手にした。
2024年5月、9年間にわたりクラブを率いたユルゲン・クロップが退任した。プレミアリーグ優勝、チャンピオンズリーグ優勝、FAカップ、カラバオカップと主要タイトルをすべて制覇したクロップは、最後のホームゲーム後にファンに向けてお別れのスピーチを行い、涙を流した。その中で後任の名前を歌に乗せて紹介する粋な演出を見せ、「初日からオールインで迎えてほしい」とサポーターに託した。
後任のアルネ・スロットはフェイエノールト時代にエールディヴィジで優勝を果たした実績を持つオランダ人指揮官。就任1年目でプレミアリーグ優勝を達成し、「完璧な引き継ぎ」と称された。LMAの年間最優秀監督にも選出されている。
スロットの戦術はクロップ時代の「ヘヴィメタル・フットボール」から一転し、計算されたポゼッションを軸としたスタイルに変化した。基本フォーメーションは4-2-3-1だが、ボール保持時には4-3-3や3-4-3に流動的に変化する。クロップ時代のような全員で追い回すプレスに代わり、相手のミスやサイドに追い込んだタイミングでトリガーを引く効率的なプレッシングが特徴的だ。
技術的な優位性で試合を支配することを志向し、2024-25シーズンには被ゴール期待値(xGA)を前年比16%以上改善。守備の安定感と攻撃の精度を両立させたスタイルでタイトルを勝ち取った。
1884年に開場したアンフィールドは、クラブ創設以来の本拠地。特にザ・コップ(コップ・エンド)はサッカー界で最も有名なスタンドの一つで、"You'll Never Walk Alone"の大合唱は世界中のサッカーファンに知られている。
2023-24シーズンにかけてアンフィールド・ロード・スタンドの拡張工事が完了し、約7,000席が増設された。現在の収容人数は61,276人で、プレミアリーグでは5番目に大きなスタジアムとなっている。拡張工事は当初の請負業者の経営破綻により遅延したが、2025年4月に安全証明書を取得し、正式に完了した。
遠藤航(#3、MF)が2023年夏にシュトゥットガルトから加入し在籍中。日本代表キャプテンとして知られるボランチで、ブンデスリーガでは3シーズン連続デュエル勝利数1位を記録した実力者。リバプールでは主にカップ戦やリーグ終盤のクローザーとして起用され、短い出場時間でも安定したパフォーマンスを見せている。2025年春にはフランクフルトからの関心も報じられたが、スロット監督がスカッドの一員として評価しており、2025-26シーズンも残留の見込み。
過去には南野拓実が2020年1月から2022年6月まで在籍。2021-22シーズンにはFAカップとカラバオカップの2冠に貢献し、公式戦22試合10ゴールを記録した。現在はASモナコでプレーしている。
- 平均年齢
- 24.2
- 平均身長
- 183cm
- 国籍
- 18
- 右足 / 左足 / 両足
- 22 / 4 / 0
- 最年少
- イフェアニ・ンドゥクウェ 18
- 最年長
- フィルジル・ファン・ダイク 35
- 日本人選手
- 1名
- ハーヴィー・エリオットAM← アストン・ヴィラ
- ジェレミー・ジャケCB← レンヌ
- ビクトル・ムニョスMF← オサスナ
- アンドリュー・ロバートソンDF→ トッテナム・ホットスパー
- イブラヒマ・コナテCB→ レアル・マドリード
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