2026年6月11日にメキシコシティで開幕したFIFA W杯 2026 は、7月19日にニュージャージーのメットライフ・スタジアムで幕を閉じた。48カ国・104試合という新フォーマットで行われた最初の大会を、記録として振り返る。
この記事には結果(スコア・得点者)が含まれます。 録画を追いかけている方は、スコアを含まないW杯アーカイブ(スタメン・フォーメーション・スカッド)と、各試合の見どころをご覧ください。全試合の結果一覧はこちらにまとめてあります。
大会全体の数字
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 試合数 | 104 |
| 総得点 | 308 |
| 1試合平均 | 2.96 |
| 参加国 | 48 |
| 開催国 | アメリカ・カナダ・メキシコ |
32カ国・64試合だった前回から試合数は1.6倍に増えた。1試合平均2.96得点は、拡大によって力量差のあるカードが増えたことを考えると、極端に大味にはならなかったと言える範囲に収まった。
決勝 — スペインが延長で戴冠
決勝はスペイン対アルゼンチン。90分では動かず、延長後半に入った106分にフェラン・トーレスが決めた1点で決着した。スペイン 1-0 アルゼンチン(延長)。
準決勝はスペインがフランスを2-0、アルゼンチンがイングランドを2-1で下しての勝ち上がりだった。3位決定戦はフランス対イングランドで、こちらは打ち合いになり4-6でイングランドが3位を獲得している。
決勝トーナメントの経路
| ラウンド | 試合 |
|---|---|
| 準決勝 | フランス 0-2 スペイン / イングランド 1-2 アルゼンチン |
| 準々決勝 | フランス 2-0 モロッコ / スペイン 2-1 ベルギー / ノルウェー 1-2 イングランド(延長) / アルゼンチン 3-1 スイス(延長) |
| ラウンド16 | カナダ 0-3 モロッコ / パラグアイ 0-1 フランス / ブラジル 1-2 ノルウェー / メキシコ 2-3 イングランド / ポルトガル 0-1 スペイン / アメリカ 1-4 ベルギー / アルゼンチン 3-2 エジプト / スイス 0-0 コロンビア(PK 4-3) |
ラウンド16で目を引いたのはブラジルの敗退だ。ブラジル 1-2 ノルウェーでハーランドを擁するノルウェーが勝ち上がり、そのまま準々決勝でイングランドと延長戦を演じている。ラウンド32ではオランダがモロッコにPK戦で敗れ(1-1、PK 2-3)、ドイツもパラグアイにPK戦で敗れている(1-1、PK 3-4)。新フォーマットの32チーム制ノックアウトは、初戦から強豪の取りこぼしが起きる構造になっていた。
得点ランキング
| 得点 | 選手 |
|---|---|
| 10 | キリアン・ムバッペ |
| 8 | リオネル・メッシ |
| 7 | ジュード・ベリンガム |
| 7 | アーリング・ハーランド |
| 6 | ウスマン・デンベレ |
| 6 | ハリー・ケイン |
| 5 | ミケル・オジャルサバル |
得点王はムバッペの10得点。フランスは準決勝と3位決定戦で敗れたが、8試合を戦い抜いた末の個人記録としては大会を象徴する数字になった。メッシは39歳で8得点を記録し、アルゼンチンを決勝まで導いている。
日本代表 — グループF突破、ラウンド32でブラジルに敗退
日本のグループステージは3試合で1勝2分け。オランダと引き分け、チュニジアに大勝し、スウェーデンとも引き分けてグループFを突破した。
| 試合 | 結果 |
|---|---|
| 第1節 | オランダ 2-2 日本 |
| 第2節 | チュニジア 0-4 日本 |
| 第3節 | 日本 1-1 スウェーデン |
| ラウンド32 | ブラジル 2-1 日本 |
初戦のオランダ戦は、51分にファン・ダイクに先行され、57分に中村敬斗が同点。64分にサマーヴィルに再び勝ち越されたが、88分に鎌田大地が押し込んで2-2とした。第2節のチュニジア戦は鎌田(4分)、上田綺世(31分・83分)、伊東純也(69分)で4-0。
ラウンド32のブラジル戦は、29分に佐野海舟のゴールで日本が先行した。56分にカゼミーロが同点とし、決着は後半アディショナルタイム5分のガブリエル・マルティネッリ。優勝候補相手に90分以上リードを保ちかけた末の1点差だった。
新フォーマットはどう機能したか
48カ国・12グループ制では、各組2位までの24チームに加えて3位の成績上位8チームが決勝トーナメントに進む。この方式には「3試合目に消化試合が減る」という設計意図があり、実際にグループステージ最終節まで多くの組で通過ラインが動いた。
一方で、ラウンド32という階層が加わった結果、優勝までに戦う試合数は8試合になった(32カ国時代は7試合)。大会期間も39日に伸び、移動距離の大きい北米3カ国開催と重なったことで、コンディション管理の比重が従来以上に大きい大会だった。
全104試合のスコアと得点者は結果一覧ページに、各試合のスタメン・フォーメーション・見どころはW杯アーカイブにまとめてあります。48カ国のスカッド(各26名)も引き続き公開しています。