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大阪ダービーと、日本人が向かい合う週末

2026-11-06 更新

11月7日の土曜から9日の月曜にかけて、同じ街・同じクラブを分け合ってきた者同士のカードが並ぶ。ガンバ大阪とセレッソ大阪の大阪ダービー、アトレティコ・マドリードとFCバルセロナ、ランスとマルセイユ。日本人選手が両軍に分かれて向かい合う試合も、プレミアリーグとWSLに一つずつある。

Premier League

第10節 · 2026-11-07 (土) 15:00 GMT
CRY クリスタル・パレス vs リヴァプール LIV

日本代表3人が同じピッチへ — クリスタル・パレス対リヴァプール

  • 鎌田大地と冨安健洋が、遠藤航と同じピッチに立ち得る一戦。鎌田はアイントラハト・フランクフルトでUEFAヨーロッパリーグを制した創造性の高いトップ下で、スルーパスとゴール前への飛び出しが持ち味だ。冨安はアーセナルで4シーズンを過ごした187cmのユーティリティDFで、右SBを主戦場にしながらCBやボランチもこなす。
  • リヴァプールの遠藤航は、シュツットガルト時代にブンデスリーガのデュエル王に輝いた日本代表キャプテン。球際とインターセプトで中盤を締める役割を担ってきた選手で、パレスのアダム・ウォートンやジェファーソン・レルマとぶつかる展開になれば、中盤の空気は一気に締まる。ウォートンはブラックバーン・ローヴァーズから移籍した直後にイングランド代表入りした左利きの司令塔だ。
  • 前線と最終ラインの質も見どころだ。パレスはジャン=フィリップ・マテタとイスマイラ・サール、エヴァン・ゲサンという推進力のあるアタッカーを並べ、オリヴァー・グラスナーの下で速い攻撃を狙う。対するリヴァプールはフィルジル・ファン・ダイクが最終ラインを統率し、前にはアレクサンデル・イサクとウーゴ・エキティケ、フロリアン・ビルツが控える。
第10節 · 2026-11-07 (土) 15:00 GMT
BHA ブライトン vs ブレントフォード BRE

三笘薫の左サイド — ブライトン対ブレントフォード

  • 三笘薫の仕掛けが最大の注目点になる。筑波大学から川崎フロンターレ、ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへのレンタルを経てブライトンに定着した左ウインガーで、独特のリズムと細かいタッチで狭いスペースを割っていくタイプだ。対面にはボローニャとハーツを経たアーロン・ヒッキーや、フィオレンティーナ出身のマイケル・カヨデが構える。
  • 両クラブともオランダ市場をよく知る編成なのが面白い。ブライトンにはフェイエノールトでカンファレンスリーグを制したマッツ・ビーファー、アンデルレヒト育ちのバルト・フェルブルッヘン、PSV出身のオリビエ・ボスカリが並ぶ。ブレントフォードのセップ・ファン・デン・ベルフもPECズヴォレからリヴァプールへ渡り、マインツやシャルケのレンタルを経てきた選手だ。
  • ブレントフォードの前線には元リヴァプール勢が揃う。GKクィービーン・ケレハーはプレミアリーグとCL制覇を経験し、PK戦での勝負強さに定評がある守護神で、ファビオ・カルヴァーリョも同じくアンフィールドを経てきた。クラブ・ブルッヘでUECLヤングプレーヤー・オブ・ザ・シーズンに選ばれたイゴーリ・チアゴが、ルイス・ダンクの統率する最終ラインに体をぶつける時間が続きそうだ。
第10節 · 2026-11-08 (日) 16:30 GMT
MUN マンチェスター・ユナイテッド vs アストン・ヴィラ AVL

古巣が入り乱れる一戦 — ユナイテッド対アストン・ヴィラ

  • 古巣対戦が何組も重なる。アレハンドロ・ガルナチョはマンチェスター・ユナイテッドから4000万ポンドでヴィラに渡った左ウインガーで、カットインとドリブル突破を武器にする。同じくユナイテッドを経てヴィラに加わったヴィクトル・リンデレフとアーロン・ワン=ビサカも、それぞれ落ち着いたビルドアップと屈指の1対1の守備を持ち込む。
  • 逆方向の縁もある。ユーリ・ティーレマンスはアストン・ヴィラからユナイテッドへ移った視野の広いMFで、レスター時代にはFAカップ決勝でゴールを決めた実績を持つ。ブルーノ・フェルナンデス、コビー・メイヌー、マヌエル・ウガルテと並ぶ中盤で、ブバカル・カマラやアマドゥ・オナナを擁するヴィラの中盤とどう渡り合うかが見どころだ。
  • 鈴木彩艶が敵地でゴールを守る可能性にも注目したい。浦和レッズの下部組織出身でセリエAのパルマを経て2026年8月にヴィラへ加わった190cmのGKで、2026年のW杯では日本の全4試合に先発した。前に立ちはだかるのは195cmのベンヤミン・シェシュコとマテウス・クーニャという、タイプの違う決定力を持つ2人になる。

La Liga

第12節 · 2026-11-07 (土) 21:00 CET
VAL バレンシア vs レアル・マドリード RMA

レアル・マドリードと向き合う佐藤龍之介 — バレンシア対レアル・マドリード

  • 佐藤龍之介にとって大きな舞台になる。FC東京のサッカースクールから約10年を過ごした生え抜きで、2026年7月に完全移籍でバレンシアへ渡った19歳のMFだ。171cmと小柄ながら技術と推進力に優れ、日本の年代別代表でも中心を担ってきた。
  • バレンシアには古巣と向き合う選手もいる。ウーゴ・ドゥロはヘタフェの下部組織出身でレアル・マドリードを経てバレンシアに腰を据えたストライカーで、ゴール前の嗅覚と勤勉なプレスが持ち味。中盤にはカンテラ育ちのハビ・ゲラと、リヴァプールからローンで加わった左利きのハーヴィー・エリオットが並ぶ。
  • レアル・マドリードの顔ぶれは相変わらず豪華だ。キリアン・ムバッペとジュード・ベリンガムに加え、フェネルバフチェで背番号10を背負ったアルダ・ギュレルが前線を組み立てる。右サイドバックのトレント・アレクサンダー=アーノルドが放つロングパスとセットプレーのキックは、バレンシアの守備基準を一つ押し上げる要素になる。
第12節 · 2026-11-08 (日) 17:00 CET
ATM アトレティコ・マドリード vs FCバルセロナ BAR

ロドリとグリマルド、古巣をまたぐ上位対決

  • ロドリの古巣対戦になる。2024年のバロンドール受賞者で、中盤の底から配球して試合のテンポを握るアンカーは、ビジャレアルと並んでアトレティコ・マドリードを前所属に持つ。ディエゴ・シメオネ率いるホームの中盤には、クラブ一筋で700試合以上を積み上げたコケとパブロ・バリオスが構える。
  • 逆にアトレティコの左サイドバック、アレクス・グリマルドはバルセロナの下部組織で育った選手だ。ベンフィカで主力を務めた後にバイエル・レヴァークーゼンの無敗優勝に加わり、左足のキック精度と攻撃参加を武器にスペインへ戻ってきた。その前方に立つのが右サイドからカットインするラミン・ヤマルで、このサイドの攻防は試合の構図を左右しそうだ。
  • 前線の人選も対照的だ。アトレティコにはW杯2022優勝メンバーのフリアン・アルバレスと、リールでリーグ・アン制覇を経験したカナダ代表最多得点者ジョナタン・デイヴィッドがいる。ハンジ・フリックのバルセロナはペドリとフレンキー・デ・ヨングがテンポを作り、ゴールはエスパニョール育ちでパリ五輪金メダリストのジョアン・ガルシアが守る。

Ligue 1

第10節 · 2026-11-08 (日) 20:45 CET
LEN ランス vs マルセイユ MAR

トヴァンがマルセイユと向き合う — ランス対マルセイユ

  • フロリアン・トヴァンの古巣対戦だ。マルセイユで281試合86ゴールを積み上げた2018年W杯優勝メンバーの右ウインガーは、バスティアとリールを経てマルセイユで主役となり、ティグレスとウディネーゼを回ってランスにたどり着いた。左足から繰り出すカットインとシュートは今も健在で、ホームのランス側から見れば最も警戒すべき相手になる。
  • 逆方向の縁もある。マルセイユのジョフレイ・コンドグビアはRCランスを前所属に持つ大型アンカーで、「タコ」の異名どおり長い手足でボールを刈り取る。バレンシアでコパ・デル・レイ、アトレティコでリーガを制した経験を持つ中央アフリカ代表キャプテンで、ランスのミカエル・キュイザンス(マルセイユへのレンタル経験あり)との対面も因縁が濃い。
  • ピエール・サージュとアビブ・ベイ、両指揮官の設計も見どころだ。ランスは4部から這い上がりクラブの象徴となったフロリアン・ソトカと、PSG育ちでセルティックを経たオドソンヌ・エドゥアールが前線を担う。マルセイユは2025年のオランダ年間最優秀選手イゴール・パイシャオンとアミーヌ・グイリが左右から仕掛け、ナイフ・アゲルドが最終ラインをまとめる。

Eredivisie

第12節 · 2026-11-08 (日) 14:30 CET
TWE トゥウェンテ vs アヤックス AJA

板倉滉とベグホルスト、高さ対決のエンスヘデ

  • 板倉滉にとって厄介な相手が待つ。アヤックス史上初の日本人選手となった188cmのCBは、空中戦とデュエルの強さに加えて落ち着いたビルドアップを持ち味とし、ボルシアMGで3シーズン主力を務めてきた。対するトゥウェンテのターゲットマンは197cmのボウト・ベグホルストで、ヴォルフスブルクやマンチェスター・ユナイテッドを渡り歩いたポストプレーの名手だ。
  • 両クラブを行き来した選手が多い一戦でもある。アヤックスのユーリ・レヘールはアカデミー出身でトゥウェンテへ移った後、買い戻し条項で呼び戻された中盤。ステーフェン・ベルフハウスもトゥウェンテでプレーした経験を持つ。トゥウェンテ側ではクリスティアン・フリンソンとナジ・ウニュバルがアヤックスのユースを経ており、ラミズ・ゼルキはアヤックスのユースからトゥウェンテで育った象徴的存在だ。
  • アヤックスの経験値の並びも目を引く。マルク=アンドレ・テア・シュテーゲンはバルセロナで10年以上ゴールを守った後、2026年8月にローンで加入した足元の巧いGK。前にはドルトムントとレバークーゼンで長くプレーしたユリアン・ブラント、古巣復帰のカスパー・ドルベリ、そして左サイドからカットインするミカ・ゴッツが並ぶ。

J1 League

第14節 · 2026-11-07 (土) 15:00 JST
TOK FC東京 vs 鹿島アントラーズ KAS

小川諒也と田川亨介、古巣FC東京と向き合う

  • 鹿島アントラーズの2人がFC東京と向き合う。小川諒也はFC東京で主力を張った後、ヴィトーリアSCとシント=トロイデンで欧州を経験した左SBで、左足のクロスと広い守備範囲が武器だ。田川亨介も同じくFC東京を経てサンタ・クララとハーツでプレーしたストライカーで、50m6.0秒のスピードと181cmの高さを両方持つ。
  • ベテランの重みがぶつかる。FC東京には170cmの体格でインテルやガラタサライを渡り歩いた長友佑都と、Jリーグベストイレブン5度のクラブレジェンド森重真人がいる。鹿島にはスペインで7シーズンを過ごし、2016年のクラブW杯決勝でレアル・マドリード相手に2ゴールを決めた柴崎岳と、闘志をむき出しにする鈴木優磨が並ぶ。
  • FC東京の若い両翼にも注目したい。俵積田晃太はクラブのアカデミー出身で「NEXT三笘薫」と評される左ウインガー、佐藤恵允はヴェルダー・ブレーメンを経てパリ五輪代表にも選ばれた推進力のあるアタッカーだ。今夏FC東京からバレンシアへ渡った佐藤龍之介に続く存在が出てくるかという視点でも面白い。
第14節 · 2026-11-08 (日) 15:00 JST
GOS ガンバ大阪 vs セレッソ大阪 CER

大阪ダービー — 宇佐美貴史と香川真司、両アカデミーの象徴

  • 大阪ダービーは、クラブをまたいだ経歴の持ち主が多い一戦になる。ガンバ大阪の倉田秋はアカデミー出身のバンディエラで背番号10を背負いながら、セレッソ大阪でもプレーした経験を持つ。鈴木徳真と岸本武流もセレッソを経てガンバに加わった選手で、逆にセレッソの奥田勇斗はガンバ大阪ユースの出身だ。
  • 両クラブのアカデミーが生んだ象徴が顔を合わせる。宇佐美貴史は高校2年次にクラブ史上初の飛び級でトップ昇格を果たし、バイエルン・ミュンヘンをはじめドイツの複数クラブでプレーした両足の技巧派。香川真司はセレッソからボルシア・ドルトムントとマンチェスター・ユナイテッドへ渡った日本屈指のトップ下で、狭いスペースでの柔らかいタッチは今も変わらない。
  • 中盤と最終ラインの構図も見逃せない。ガンバは柏レイソルのアカデミー出身で名古屋グランパスを経た中谷進之介が守備を束ね、U-17W杯で主将を務めた半田陸が右サイドを上下動する。セレッソは183cmの田中駿汰とザンクトパウリで主将を務めたジャクソン・アーバインが中盤を構成し、後ろには横浜F・マリノスでリーグ制覇を経験した畠中槙之輔が控える。

WSL

第9節 · 2026-11-07 (土) 12:30 GMT
MCIW マンチェスター・シティ女子 vs ウェストハム女子 WHUW

なでしこ7人が両軍に — マンチェスター・シティ対ウェストハム

  • 長谷川唯と清水梨紗にとっては古巣対戦になる。長谷川はなでしこジャパンのキャプテンで、卓越したポジショニングとパス精度でゲームを握る守備的MF。マンチェスター・シティで100試合出場に到達した。清水は元FWの右サイドバックで、ウェストハムとリバプールを経てシティに戻ってきた。
  • 日本勢は両軍にわたる。シティには2026年アジアカップで最優秀GKに選ばれた山下杏也加と、WEリーグMVPを2度受賞したドリブラー藤野あおばがいる。ウェストハムには2011年女子W杯決勝でPK戦のウイニングキックを決め、リヨンで5度のUWCL制覇を含む19のタイトルを積み上げた熊谷紗希、エースの植木理子、浦和レッズレディースで15年を過ごした遠藤優が並ぶ。
  • 攻撃陣と最終ラインの勝負も濃い。シティは180cmのジャマイカ代表キャプテン、カディジャ・ショーに加え、WSL歴代最多得点記録を持つフィフィアネ・ミーデマとローレン・ヘンプが前線を組む。迎えるウェストハムは2023年W杯優勝メンバーのライア・コディナと熊谷が最終ラインを支え、「ミニ」の愛称で知られるキャプテンのカトリーナ・ゴリーが中盤を締める。