控え選手
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見どころ
- FIFA W杯2026ラウンド32、オーストラリアとエジプトによるノックアウトステージ初戦。豪州はグループDでアメリカ、パラグアイ、トルコと同組を戦い、決勝トーナメントに進出した。エジプトはグループGでベルギー、イラン、ニュージーランドと対戦し、2018年ロシア大会以来となる決勝トーナメント進出を果たしている。両チーム史上初のW杯での直接対決となり、ベスト16をかけた一発勝負の大舞台。
- 3-4-2-1で臨むオーストラリアは、22歳のアレッサンドロ・チルカティ(パルマ)、27歳のハリー・スーター(レスター、198cm)、18歳のルーカス・ヘリントン(コロラド・ラピッズ)の3バックを採用。スーターは代表38試合11ゴールという驚異的な得点力を誇るCBで、セットプレーでの得点源としても機能する。対するエジプトの4-2-3-1は33歳のラミー・ラビア(アル・アイン、44試合5ゴール)と33歳のヤセル・イブラヒム(アル・アハリ)のベテランCBコンビが最終ラインを支える。
- 中盤の主導権争いが勝敗の鍵を握る展開が予想される。オーストラリアは33歳のジャクソン・アーバイン(FCザンクトパウリ、81試合14ゴール)と27歳のエイデン・オニール(ニューヨーク・シティFC)のダブルボランチが中盤を統率。アーバインはブンデスリーガで主将も務めるボックス・トゥ・ボックス型で、ゴール前への飛び込みが脅威となる。エジプトは27歳のマルワン・アッティア(アル・アハリ)と31歳のハムディ・ファティ(アル・ワクラ、62試合3ゴール)がアンカー役として守備のバランスを保つ。
- エジプトの攻撃陣はリバプール所属で代表キャプテンのモハメド・サラー(34歳、代表116試合67ゴール)が右ウイングから仕掛ける。プレミア優勝・CL制覇を経験し、エジプト代表歴代2位の得点記録を持つ世界的スターで、2018年ロシア大会以来2度目のW杯。1トップには27歳のオマル・マルモウシュ(マンチェスター・シティ、代表48試合11ゴール)が入り、2025年1月にフランクフルトから大型移籍した新戦力がサラーとコンビを組む。
- オーストラリアの攻撃陣では20歳のネストリー・イランクンダ(ワトフォード、代表15試合5ゴール)が1トップに入る。タンザニアの難民キャンプで生まれブルンジにルーツを持つ若手で、バイエルン・ミュンヘンからグラスホッパーへのレンタルを経て2026年にワトフォードへ移籍した。爆発的なスピードと左足のシュート力が武器。2列目には22歳のクリスティアン・ヴォルパート(サッスオーロ)と26歳のコナー・メトカーフ(FCザンクトパウリ)が並び、創造性とパスワークで前線を支援する。
- 両サイドの攻防も見どころの一つ。オーストラリアの左ウイングバックはフェイエノールト所属の23歳ジョーダン・ボス(代表26試合4ゴール)が務め、SBながら高い得点力を誇る攻撃的な選手。右には35歳のベテラン、アジズ・ベヒッチ(メルボルン・シティ、代表83キャップ3ゴール)が入り、2018・2022に続く3度目のW杯出場で経験値を発揮する。エジプトは左にランス等でプレーした30歳のカリム・ハフェズ、右に30歳のモハメド・ハニー(アル・アハリ、代表41キャップ)が配置される。
- ベンチメンバーの層の厚さも勝敗を左右する要素。オーストラリアは正GKで代表キャプテンのマシュー・ライアン(レバンテ、34歳、代表104キャップ)をベンチに置き、22歳の若手パトリック・ビーチ(メルボルン・シティ)を先発起用。エジプトは37歳のベテラン、モハメド・エル・シェナウィ(アル・アハリ、代表76キャップ、2018年W杯正GK)をベンチに控えさせ、26歳のモスタファ・シュベイル(アル・アハリ、代表8キャップ)に正GKを任せる選択をしている。
- 戦術的な駆け引きではオーストラリアの3バック対エジプトの1トップという噛み合わせが興味深い。数的優位を生かしてビルドアップを図りたいオーストラリアに対し、エジプトはサラーと左ウイングのモスタファ・ジコのサイド攻撃で3バックの脇を突く戦術が予想される。中盤での第2ボールの回収とトランジションの速さが、どちらに流れを引き寄せるかの分岐点となるだろう。