古巣と向き合う水曜日、坂本達裕は北ロンドンへ乗り込む
2026-10-20 更新ミッドウィークは「戻ってきた選手」が主役になる。コヴェントリーの坂本達裕がトッテナムの待つ北ロンドンへ向かい、ジェームズ・マディソンはかつて在籍したコヴェントリーと向き合う。ラ・リーガではマドリード都市圏のヘタフェとラージョ・バジェカーノが顔を合わせ、ヘタフェのホアン・モヒカがバジェカスで過ごした日々と再会する。J1第11節は古巣対戦の見本市で、京都サンガの平戸太貴は育った鹿島アントラーズを迎え、清水エスパルスのオ・セフンとFC町田ゼルビアの白崎凌兵は互いの古巣と対峙する。川崎フロンターレとヴィッセル神戸の一戦には、Jリーグ最優秀選手賞の受賞者が両軍に並ぶ。
Premier League
第7節 · 2026-10-19 (月) 20:00 BST
TOT
トッテナム
vs
コヴェントリー・シティ
COV
4-2-3-1 vs 4-2-3-1
坂本達裕のコヴェントリーが北ロンドンへ、マディソンは古巣と向き合う
- 日本人の視点ではこの一戦に坂本達裕がいる。モンテディオ山形からセレッソ大阪へ進み、ベルギーのオーステンデを経てコヴェントリーにたどり着いたアタッカーで、170cmの機動力を生かした細かいドリブルとサイドからの仕掛けが武器だ。ミッキー・ファン・デ・フェンやペドロ・ポロが構えるトッテナムの両サイドに対して、どこまで前を向いて仕掛けられるかが見どころになる。
- トッテナム側にも因縁がある。ジェームズ・マディソンはレスター・シティとノリッジ・シティで名を上げる前にコヴェントリーに籍を置いた経歴を持ち、現在はFKとCKのキッカーを任されるイングランド代表のゲームメーカーだ。迎え撃つ中盤には、スウォンジー・シティで長く主将を務めた左利きのマット・グライムスと、クラブの下部組織で育ったジョシュ・エクルズが並ぶ。
- 昇格組のコヴェントリーは経験者と新戦力の混成だ。ウニオン・ベルリンとノッティンガム・フォレストで戦ったナイジェリア代表タイウォ・アウォニイ、ノンリーグから這い上がったジャマイカ代表の左利きCBイーサン・ピノック、クラブ史上最高額とされる移籍金でノアシェランから加わったガーナ代表ケイレブ・イレンキが揃う。対するイゴール・トゥドール体制のトッテナムは、モハメド・クドゥス、シャビ・シモンズ、サンドロ・トナーリ、ドミニク・ソランケという厚みのある攻撃陣を擁する。
La Liga
第9節 · 2026-10-19 (月) 21:00 CEST
GET
ヘタフェ
vs
ラージョ・バジェカーノ
RAY
4-4-2 vs 4-2-3-1
マドリードの隣人対決、モヒカがバジェカスの記憶と向き合う
- マドリード都市圏のクラブ同士が、コリセウム・アルフォンソ・ペレスでぶつかる。ホセ・ボルダラス率いるヘタフェはデュエルとセットプレーで主導権を握るスタイルで、キャプテンのジェネ・ダコナムは上背こそないが読みとスピードで対人を制し、CBから右SB、アンカーまでこなす。イニゴ・ペレスのラージョ・バジェカーノは、キャプテンのオスカル・バレンティンに象徴される運動量と闘志で応じる。
- ヘタフェの左サイドには古巣対戦が転がっている。コロンビア代表のホアン・モヒカはラージョでプレーした経歴を持ち、ジローナ、エルチェ、アタランタ、ビジャレアルと渡り歩いてきた攻撃的な左SBで、オーバーラップからの正確なクロスが武器だ。若手FWのホセルもラージョとバレンシアの下部組織で育っており、ゴール前の嗅覚で出番をうかがう。
- Jリーグを知る顔がラージョにいる。ブラジル人ストライカーのアレマォンは京都サンガでプレーした経歴を持ち、レアル・オビエドでは昇格の立役者となった点取り屋で、フィジカルを生かしたポストプレーとボックス内の決定力が持ち味だ。左には167cmながらクラブのラ・リーガ最多出場記録を持つアルバロ・ガルシア、ヘタフェ側には190cmのナイジェリア代表クリスタンタス・ウチェとボルハ・マジョラルが並ぶ。
第6節 · 2026-10-21 (水) 20:00 CEST
LEV
レバンテ
vs
アスレティック・ビルバオ
ATH
4-4-2 vs 4-2-3-1
レバンテの若い中盤が、バルベルデのアスレティックを迎え撃つ
- 10月下旬に組み込まれた第6節のカードで、レバンテはカンテラと若手で挑む。左利きの攻撃的MFカルロス・アルバレスはセビージャの下部組織出身で、ラ・リーガ・プロミセスの最優秀選手と得点王に輝いた逸材。中盤にはセルタ育ちで17歳にしてバルセロナ戦でデビューしたウーゴ・ソテロ、ラ・マシア出身で左足の配球に長けたオリオル・レイが控える。
- シウタ・デ・バレンシアのゴールマウスには国際経験の塊が立つ。マット・ライアンはブライトンやレアル・ソシエダ、そしてこの街のバレンシアでもプレーしたオーストラリア代表GKで、反応速度と飛び出しの判断に定評がある。前にはレアル・ベティスで5シーズンを過ごしたアルジェリア代表アイサ・マンディ、ドルトムントとセルティックを経験したジェレミー・トルヤンが並ぶ。
- エルネスト・バルベルデのアスレティックには帰郷組がいる。マンチェスター・シティでプレミアリーグとチャンピオンズリーグを制したエメリック・ラポルトはクラブの育ちで、左足のロングフィードでビルドアップの質を一段上げる。ニコ・ウィリアムズの仕掛けと188cmのゴルカ・グルセタの高さに対し、レバンテはビジャレアルBで19ゴールを挙げたカメルーン代表エッタ・エヨンのスピードで応戦する。
J1 League
第11節 · 2026-10-21 (水) 19:00 JST
KAW
川崎フロンターレ
vs
ヴィッセル神戸
KOB
4-2-3-1 vs 4-3-3
MVP経験者が居並ぶ川崎と神戸、技巧派ボランチが時間を奪い合う
- Jリーグ最優秀選手賞の受賞者が両軍に散らばる豪華な一戦だ。川崎フロンターレには2018年に受賞した家長昭博と、2017年に最優秀選手賞と得点王を同時に手にした小林悠がいる。対するヴィッセル神戸には2024年の受賞者である武藤嘉紀が構え、ブンデスリーガ、プレミアリーグ、ラ・リーガの欧州3大リーグすべてでゴールを記録した経歴の持ち主として前線に迫力をもたらす。
- 中盤はどちらもボールを持ちたがるタイプが並ぶ。川崎は「中村憲剛2世」と称される大島僚太、3年連続でベストイレブンに選ばれた脇坂泰斗、「和製カンテ」と呼ばれる橘田健人という構成。神戸は左足の高精度ロングパスを操る185cmの扇原貴宏と、W杯予選のオーストラリア戦で決勝ゴールを決めた井手口陽介が応じ、どちらがテンポを握るかが試合の色を決める。
- 前線と最終ラインの質も見どころだ。神戸の大迫勇也は厳しいプレッシャーの中でもボールを収めるポストプレーが武器で、川崎はクロアチア、ドイツ、ロシアを渡り歩いたフィリプ・ウレモヴィッチと左利きの丸山祐市で受け止める。逆に川崎の伊藤達哉とマルシーニョの快足に対しては、ブンデスリーガで日本人初のキャプテンを務めた酒井高徳と、クラブのキャプテン山川哲史が立ちはだかる。
第11節 · 2026-10-21 (水) 19:00 JST
KYO
京都サンガ
vs
鹿島アントラーズ
KAS
3-4-2-1 vs 4-4-2
平戸太貴が育った鹿島を迎える、京都の攻撃と早川友基の勝負
- 京都サンガの平戸太貴にとっては特別な夜になる。鹿島アントラーズのアカデミーで技術と戦術眼を磨き、FC町田ゼルビア時代にはリーグ最多となる17アシストを記録した司令塔で、正確無比なキックはセットプレーでもそのまま武器になる。古巣の最終ラインを相手に、どれだけ質の高いボールを配れるかが京都の攻撃の生命線だ。
- 京都の前線は迫力がある。ブラジル人ストライカーのラファエル・エリアスは加入後10試合で10ゴールというJ1最速タイ記録を叩き出した左足の点取り屋で、クラブの歴代最多得点者でもある。右には京都のアカデミーで育ち、ザルツブルクからブンデスリーガへ渡って9年半ぶりに戻った奥川雅也が構え、2025年にJリーグ最優秀選手賞とベストイレブンを受けた鹿島の早川友基と向き合う。
- 鹿島の攻撃陣も豪華だ。闘志をむき出しにポストプレーとフィニッシュを両立する鈴木優磨に、2025年に得点王となりリーグ制覇に貢献したレオ・セアラ、横浜F・マリノスで実績を積んだエウベルとヤン・マテウスが並ぶ。これを受け止める京都は192cmのアピアタウィア久と鈴木義宜が最終ラインを固め、ジョアン・ペドロと齊藤未月が中盤で球際を削りにいく。
第11節 · 2026-10-21 (水) 19:00 JST
SHI
清水エスパルス
vs
FC町田ゼルビア
ZEL
4-1-4-1 vs 3-4-2-1
オ・セフンと白崎凌兵が互いの古巣と対面する清水対町田
- 古巣対戦がピッチの両側にある。清水エスパルスのオ・セフンは194cmの長身を生かした空中戦と懐の深いポストプレーが武器の韓国人FWで、FC町田ゼルビアでプレーした経歴を持つ。逆に町田の白崎凌兵は清水で長くプレーした技巧派MFで、J1通算176試合21得点の実績が示す通り、パスセンスとゲームメイクで攻撃を整える。
- 町田はセットプレーと高さで殴ってくる。192cmの望月ヘンリー海輝は50m近く飛ぶロングスローを持つ異色の右SBで、197cmのオーストラリア人テテ・イェンギ、186cmでエールディヴィジ経験もある小川航基が中央に陣取る。受けて立つ清水は住吉ジェラニレショーンと蓮川壮大が跳ね返し役となり、鹿島アントラーズ出身の沖悠哉がゴール前を締める。
- 清水の攻撃には破壊力がある。ジャーメイン良は左足の強烈なシュートと裏への飛び出しを兼ね備えた大型ストライカーで、2024年にはジュビロ磐田で32試合19ゴールを記録した。清水のアカデミー出身でオーストリアも経験した北川航也、セレッソ大阪から来た左利きのカピシャーバが絡み、町田は2018年ロシアW杯の主力CB昌子源と左利きの中山雄太で対抗する。