WSLが開幕、古巣と向き合う週末 — 日本人対決も各地で
2026-09-04 更新9月5日(土)から7日(月)にかけて、7つの大会が同じ週末に並ぶ。女子スーパーリーグ(WSL)はここが第1節で、マンチェスター・シティ女子とバーミンガム・シティ女子の一戦には日本代表経験者が両軍に揃う。プレミアリーグは第3節でアーセナル対チェルシーのロンドン・ダービー、ラ・リーガは第4節でレアル・ベティスがレアル・マドリードを迎え、リーグ・アンはパリ・サンジェルマン対モナコ。エールディヴィジ第5節はアヤックス対PSVの「デ・トッパー」、J1は第6節で鹿島アントラーズ対浦和レッズが組まれた。移籍で所属が変わった選手が古巣と向き合うカードが多く、スタメン発表の時点から読みどころがある週末になる。
Premier League
第3節 · 2026-09-06 (日) 16:30 BST
ARS
アーセナル
vs
チェルシー
CHE
4-2-3-1 vs 3-4-2-1
アーセナル対チェルシー。ロンドン・ダービーは古巣と向き合う選手だらけ。
- 9月7日(月)00:30(JST)キックオフ、プレミアリーグ第3節の締めくくりがアーセナル対チェルシー。ホームのアーセナルにはチェルシーから加入したノニ・マドゥエケとカイ・ハヴァーツがいて、どちらも古巣を相手に回す。マドゥエケは左足のカットインが武器の右ウイング、ハヴァーツは偽9番としてビルドアップにも関与する万能型で、噛み合わせ次第で役割が変わるタイプだ。
- 逆方向の因縁もある。チェルシーのダニー・ウェルベックはマンチェスター・ユナイテッドを経てアーセナルでプレーしたベテランCFで、献身的なプレスとポストプレーが持ち味。アーセナルのGKケパ・アリサバラガは当時のGK史上最高額でチェルシーへ移籍した経歴の持ち主で、ベンチに座るだけでも構図が際立つ。
- 両軍とも前線の入れ替えが効くスカッドで、先発を見るまで並びが読みにくい。マドゥエケとブカヨ・サカの右サイド争いがどう決着しているか、ハヴァーツが最前線か一列下かという点だけでも、監督の狙いが読み取れる。
第3節 · 2026-09-05 (土) 15:00 BST
BHA
ブライトン
vs
リーズ
LEE
4-2-3-1 vs 3-5-2
ブライトン対リーズ。三笘薫と田中碧、川崎フロンターレ出身者の再会。
- 9月5日(土)23:00(JST)、ブライトンがリーズを迎える。ブライトンの三笘薫は緩急自在のドリブルで縦にも内にも行ける左ウイング、リーズの田中碧はボールを触りながらテンポを作る中盤の心臓。ともに川崎フロンターレから欧州へ渡った経歴を持つ二人が、同じピッチに立つ可能性がある一戦だ。
- 噛み合わせとしても興味深い。三笘が仕掛ける左サイドは、リーズの中盤がどこまでスライドして受け渡すかで難度が変わる。田中はフォルトゥナ・デュッセルドルフ時代から守備の強度でも評価されてきた選手で、ボール非保持の振る舞いに注目したい。
- ただしメンバーは発表されるまで分からない。二人が同時にピッチに立つかどうかも含めて、スタメン表そのものがこのカードの最初の見どころになる。
第3節 · 2026-09-05 (土) 17:30 BST
HUL
ハル・シティ
vs
アストン・ヴィラ
AVL
5-4-1 vs 4-2-3-1
ハル・シティ対アストン・ヴィラ。守田英正と鈴木彩艶、日本代表の二人が敵味方に。
- 9月6日(日)01:30(JST)キックオフ。昇格組のハル・シティには守田英正が在籍する。流通経済大学から川崎フロンターレ、サンタクララを経てスポルティングの主力となり、走力・ボール奪取・配球を高い水準で兼ね備える中盤で、プレミアリーグという新しい舞台にどう順応しているかが見どころだ。
- 迎えるアストン・ヴィラには日本代表の正GK鈴木彩艶。190cmの体格を活かしたハイボール処理と足元の技術を併せ持つ現代型GKで、浦和レッズからイタリアを経て英国に渡った。守田がボールを運び、鈴木がゴールを守るという構図が実現すれば、日本のファンにとっては特別な90分になる。
- 昇格クラブのホームゲームは、ブロックの作り方と交代の使い方に色が出る。ハル・シティがどの高さで守り、どこで守田を配置するのか。フォーメーションと先発の顔ぶれだけでも狙いが読める。
La Liga
第4節 · 2026-09-04 (金) 21:00 CEST
BET
レアル・ベティス
vs
レアル・マドリード
RMA
4-2-3-1 vs 4-2-3-1
レアル・ベティス対レアル・マドリード。ベティス側に元マドリーが並ぶ。
- 9月5日(土)04:00(JST)、ラ・リーガ第4節でレアル・ベティスがレアル・マドリードをホームに迎える。ベティスにはイスコ、ダニ・セバージョス、フラン・ガルシアと、マドリーで時間を過ごした選手が並ぶ。イスコはCL制覇を経験したファンタジスタ、セバージョスは狭い場所でのボール捌きに長けた技巧派、フラン・ガルシアはカンテラ育ちの左サイドバックだ。
- ディエゴ・ジョレンテとアルバロ・フィダルゴもレアル・マドリード・カスティージャ出身で、育成組織まで含めればベティスの半身がマドリーに繋がっている構図になる。古巣を相手にした時の立ち上がりの入り方は、この手のカードで毎回変わってくる要素だ。
- ベティスはイスコを中心に前を向かせる形を持つチームで、マドリーの中盤がどこでその起点を潰すかが試合の質を決める。セバージョスとイスコが同時に出るかどうかも含め、先発の組み合わせに注目したい。
第4節 · 2026-09-06 (日) 16:15 CEST
VAL
バレンシア
vs
FCバルセロナ
BAR
5-4-1 vs 4-3-3
バレンシア対バルセロナ。19歳の佐藤龍之介と、古巣に戻るカンセロ。
- 9月6日(日)23:15(JST)、バレンシアがFCバルセロナを迎える。バレンシアには2026年7月にFC東京から完全移籍で加入した19歳のMF佐藤龍之介がいる。FC東京のサッカースクールから約10年を過ごした生え抜きで、171cmと小柄ながら技術と推進力に優れ、日本の年代別代表でも中心を担ってきた逸材だ。
- バルセロナのジョアン・カンセロはバレンシアでプレーした経歴を持つサイドバックで、この試合は古巣への帰還になる。両サイドをこなし、高い位置での組み立てに関与するタイプなので、バレンシアのサイドとの攻防がそのまま試合の温度になりやすい。
- ビッグクラブを迎える側のバレンシアは、どこまでボールを持つ相手を押し返すかが問われる。佐藤が先発で起用されるのか、途中からなのか。若手の使い方にクラブの現在地が表れる一戦だ。
Ligue 1
第3節 · 2026-09-04 (金) 21:05 CEST
PSG
パリ・サンジェルマン
vs
モナコ
MON
4-3-3 vs 4-2-3-1
パリ・サンジェルマン対モナコ。アクリウシュとケーラー、互いの古巣が入れ替わる。
- 9月5日(土)04:05(JST)、リーグ・アン第3節の目玉がパリ・サンジェルマン対モナコ。PSGのマニェス・アクリウシュはモナコのラ・ディアゴナル・アカデミー出身で、2024年パリ五輪でフランス代表として銀メダルを獲得した逸材。育った街のクラブを相手に、ドリブルと創造性をどう出すかが見どころになる。
- モナコ側にはPSGで4シーズンを過ごしたティロ・ケーラーがいる。CBを主戦場にしながら両サイドバックもこなす万能型で、対人守備の強さとカバーリングの広さが持ち味。アクリウシュのサイドとケーラーの守備範囲が重なるなら、そのまま個人戦の見どころになる。
- PSGは選手層が厚く、大会日程との兼ね合いで先発が大きく入れ替わることがある。モナコがどの並びで乗り込むかも含めて、スタメン発表が試合の性格を決める。
Eredivisie
第5節 · 2026-09-05 (土) 20:00 CEST
AJA
アヤックス
vs
PSVアイントホーフェン
PSV
4-3-3 vs 4-2-3-1
アヤックス対PSV、デ・トッパー。板倉滉と佐野航大が同じ舞台に。
- 9月6日(日)03:00(JST)、オランダで「デ・トッパー」と呼ばれるアヤックス対PSV。アヤックスの板倉滉はクラブ史上初の日本人選手で、188cmの長身を活かした空中戦とデュエルの強さが武器のCB。ボルシアMGで3シーズン主力を務めた経験があり、ビルドアップにも関与できる。
- PSVの佐野航大はファジアーノ岡山からNECナイメヘンを経てきた中盤で、ボール奪取と正確なパスワークを両立する万能型。板倉が守るラインの前で佐野がボールを動かす、という構図が成立すれば日本のファンにとって見逃せない90分になる。
- PSVのセルジーニョ・デストはアヤックスの下部組織出身で、バルセロナとミランを経て戻ってきた攻撃的サイドバック。古巣のスタジアムでどう迎えられるか、そしてアヤックスのサイドとどう噛み合うかも、この一戦の熱量を一段上げる要素だ。
J1 League
第6節 · 2026-09-06 (日) 18:00 JST
KAS
鹿島アントラーズ
vs
浦和レッズ
URA
4-4-2 vs 4-1-4-1
鹿島アントラーズ対浦和レッズ。Jリーグを代表する二大クラブの一戦。
- 9月6日(日)18:00、J1第6節で鹿島アントラーズが浦和レッズを迎える。Jリーグ創設期から続く対戦で、どの時期に組まれても空気が変わるカード。鹿島の鈴木優磨は屈強なフィジカルによるポストプレーとチャンスメイクを兼ね備え、闘志を前面に出すプレースタイルでチームを牽引する精神的支柱だ。
- 中盤には柴崎岳。スペインで7シーズンを過ごした司令塔で、視野の広さとパス精度はJリーグでも屈指。前線にはレオ・セアラもいて、ミドルもヘディングも打てる万能型ストライカーとして鹿島の攻撃に幅を与える。
- 対する浦和のゴールを守るのはJ1通算600試合超の西川周作。左足のパントキックとビルドアップ能力に優れたモダンなGKで、鹿島の前線の圧力を受け止めながら後方から配球する役目を負う。中盤にはセリエA経験を持つサミュエル・グスタフソンがいて、187cmの長身で中盤の底を締める。
第6節 · 2026-09-06 (日) 19:00 JST
CER
セレッソ大阪
vs
東京ヴェルディ
VER
3-4-2-1 vs 3-4-2-1
セレッソ大阪対東京ヴェルディ。香川真司と、古巣に向き合う畠中槙之輔。
- 9月6日(日)19:00、セレッソ大阪が東京ヴェルディを迎える。セレッソの香川真司はボルシア・ドルトムントとマンチェスター・ユナイテッドで活躍した日本サッカー界を代表するトップ下で、初速の速いドリブルとゴール前の嗅覚は健在。狭いスペースでも前を向ける選手が中央にいるかどうかで、このカードの景色は変わる。
- セレッソのCB畠中槙之輔は東京ヴェルディでプロキャリアを始めた選手で、この試合は古巣対戦になる。右利きながら左足も器用に使い、ディフェンスラインから攻撃を組み立てるタイプ。ヴェルディの前線がどこからプレスをかけてくるかで、彼の配球の難度が大きく変わる。
- ヴェルディにはクラブ一筋のキャプテン森田晃樹がいる。背番号10を背負い、相手が近くにいても落ち着いてボールをさばき前線まで運べる選手で、セレッソの中盤との主導権争いがそのまま試合の流れを決めそうだ。
WSL
第1節 · 2026-09-06 (日) 14:30 BST
MCIW
マンチェスター・シティ女子
vs
バーミンガム・シティ女子
BIRW
WSL開幕節、マンチェスター・シティ女子対バーミンガム・シティ女子。日本人選手が両軍に。
- 9月6日(日)22:30(JST)、女子スーパーリーグの第1節。マンチェスター・シティ女子にはなでしこジャパンのキャプテン長谷川唯がいる。卓越したポジショニングとパス精度でゲームをコントロールする守備的MFで、シティで100試合出場を達成した実績を持つ。
- シティにはさらに、WEリーグMVPを2度受賞した左ウイングの藤野あおば、右サイドバックの清水梨紗、2026年アジアカップで最優秀GK賞を受賞した山下杏也加。開幕節でこの顔ぶれがどう組み合わされるのか、先発表そのものが今季の設計図になる。
- 迎え撃つバーミンガム・シティ女子にも日本人選手がいる。2026年8月にヴェクショーから加入した22歳の天野紗と、日テレ・東京ヴェルディベレーザ育ちのDF宮川麻都で、二人はハンマルビー時代のチームメイトでもある。GKのケイティ・スタートアップはマンチェスター・シティ女子に在籍した経歴があり、こちらも古巣対戦だ。